神様の本 gol.スタッフ 2012年12月18日 未分類 Pura Vida! この本の存在は知ってたのに、 これまで読んでこなかった自分が悔しい限り。 もうスゴイ、そうとしか言いようがない本でした。 1988年に出版された、 『 マラドーナのスーパーサッカー 』 “ マラドーナ ” が、 「 ボールと戯れる 」 「 ボールを蹴る!? 」 「 ゲームでの敵との駆け引き 」 「 ゴールを決めろ! 」 「 ゲームのためのコンディショニング 」 の5つについて語った本です。 あれこれ書いたら、 えっらい長さになってしまいそうなので、 彼という人間がすべてがこめられてると思う序文だけ、 ここで紹介させてください。 「 サッカーを今現在実際に楽しんでやっている君たちに向かって、 ボクがあらためて(自分のプレーを解説するとは言っても) サッカーのテクニックについてあれこれ言おうとすることに、 最初はボクも気乗りしなかった。 だって君たちは君たちなりに十分サッカーを楽しんでいるんだし、 それ相当のレベルに達していると思うからだ。 たとえそのボールの扱い方や、ゲームに対する考え方が、 ディエゴ・アルマンドという一個人と違っていたからといって、 それは間違っているとか、直さなくてはいけない、 とかいったレベルの問題ではないと思ったのだ。 」 「 たとえば極端な話、 ボクの蹴り方はフリットとは違うし、プラティニなんかとも違う。 弟のラウールやウーゴはボクと似ているかもしれないが、 それでも全く同じように蹴るということはない。 それぞれが、自分の好みや考え方に合うようにボールを扱っているのだ。 」 「 そう考えながらも、カメラマンの “ タカ ” や、構成者の “ ヨウイチ ” 、 それに出版社の並々ならない熱意に負ける形になったのは、 ボクのサッカーのスタイルや、やり方、考え方を < 決まり > としてではなく、 ひとつの < モデル > として出すことによって、 これを見る人に、ボクがサッカープレーヤーとして感じている 幸福感をわかってもらえるような気がしたからだ。 」 「 だから、この本の最初に当たって、ボクが君たちに期待するのは、 とにかく、サッカーの素晴らしいシーンを楽しんでほしい、ということ。 そして、ボクのプレーで参考になることがあったら、 君たち自身のサッカースタイルに付け加えて、 もっともっとサッカーをやることを楽しんでほしい、ということなのだ。 幸運を祈る! 」 絶版になってしまってるこの本が、もし再版されたら、 日本サッカーがさらに一段上のステージに行くと本気で思います。 Tweet