柴村さんの『フットボーラー独学術』を読んでみた
初めて会ったのは田無の韓国料理屋だったと記憶している。知人に「絶対に土屋さんと話が合うと思うんですよね」と言われ、同じテーブルに着いた。第一印象は、薄手のロンTを着ている"変わった人"。ただ、その人とはのちにトンカツ仲間になるのだから、人生はわからない。 柴村直弥は、変わった人である。まず、その経歴からして普通ではない。シンガポール、日本、ラトビア、ウズベキスタン、ポーランド、そして再び日本。都合5か国でプロサッカー選手として活躍してきた。まさにオンリーワン。柴村直弥しか辿れないキャリアを突き進んできた、まさに...