柴村さんの『フットボーラー独学術』を読んでみた

初めて会ったのは田無の韓国料理屋だったと記憶している。知人に「絶対に土屋さんと話が合うと思うんですよね」と言われ、同じテーブルに着いた。第一印象は、薄手のロンTを着ている"変わった人"。ただ、その人とはのちにトンカツ仲間になるのだから、人生はわからない。  柴村直弥は、変わった人である。まず、その経歴からして普通ではない。シンガポール、日本、ラトビア、ウズベキスタン、ポーランド、そして再び日本。都合5か国でプロサッ...

岩政さんの『FootBall PRINCIPLES』を読んでみた

まず大前提として断っておくべきことは、岩政大樹という人は「柔らかい」ということです。まあ、現役時代の闘志あふれるプレースタイル然り、解説でのロジカルな語り口然り、さらに名字に“岩”が付いているくらいですから(笑)、「硬い」人というイメージがあるのはもちろんわかるのですが、結構この人は「柔らかい」んですよ。この前提があってこそ、今回の著書『FootBall PRINCIPLES』を読み解く意義が出てくるのかなと、個人...

フットボリスタ

29日に発売された『フットボリスタJ』!海外サッカー情報誌の『フットボリスタ』増刊号として今回世の中に出るこの1冊は丸ごとJリーグ特集!日本サッカー界の様々なトピックスがおしゃれなページと共に綴られています! 僕が担当した企画は3つ。 1つは京都サンガF.C.の曺貴裁監督のロングインタビュー。2時間近く聞いたお話の中から熱いメッセージをまとめさせてもらいました。 サンガの監督に就任されてからここま...

ジャーニー感

5月15日。本来は大阪に行こうと思っていたものの緊急事態宣言の影響で取材予定の試合が延期に。「さあ、どこに行きましょうかね」といろいろ探しているうちにある会場の名前が魅力的に浮かび上がってきます。 『東金アリーナ』 千葉県東金市。フクダ電子アリーナの最寄り駅でもある蘇我駅からさらに外房線に30分近く揺られて辿り着く東金駅からさらに歩いて30分。"ジャーニー"感すらあるこの会場が僕の取材場所に決まりました...

自分の強みを知る

私事ながら、2月末日で株式会社ジェイ・スポーツを退社しました。18年間という決して短くはない時間を楽しい仲間と過ごし数々の貴重な経験をさせてもらったこと感謝しかありません。 思い出はあり過ぎて挙げ切れないので1つだけ、入社1年目のことを。 『Foot!』という番組を担当したくて受験し奇跡的に入れた当時のジェイ・スカイ・スポーツ。幸運なことにまず配属されたのはサッカーを扱っている制作チーム。ただ、僕の担当...

南葛SC2021 ユニフォーム販売開始

東京都葛飾区を本拠地とするリアル『キャプテン翼』なサッカークラブ 南葛SC。2021シーズンのユニフォームの販売が開始します。 今年のポイントはなんと言っても、立体的になったクラブエンブレム。選手と同じユニフォームを身にまとい、唯一無二なサッカークラブの未来を一緒に応援しよう! 【No.あり】南葛SC 2021オーセンティックユニフォームhttps://gol.stores.jp/ite...

『何を言うか』より『誰が言うか』

自分が「恵まれているなあ」と思うことの1つに、Jリーグや大学、高校などで監督をされている様々な方々と、色々な形で交流を持たせてもらっていることがあります。いわば非常に近い位置で“リーダー”という立場の振る舞いを拝見させていただく機会があるのですが、どの方もそれぞれのやり方でチームを率いており、まさに『リーダー論~実践編~』を勉強させてもらっている感すらあります。 ある時、Jリーグで指揮を執っている監督の方が、...

「(教えるなら)小学生は面白いよね 何考えてるか分からんし」久保 “ドラゴン” 竜彦 インタビュー後半

日本サッカー界における、規格外のストライカーとして今もフットボールファンの間で語り継がれているフットボールプレーヤー久保竜彦。 現在は、サッカー少年達への指導をする傍ら、塩作りをライフワークとしている久保竜彦に人生におけるゴールなどを聞いてみた。 インタビュー、後半をお送りします。   前半はこちら       https://youtu.be/V_SDBfdcAm4   ライバルは同級生 ...

Jリーグという日常

2020年12月20日。 今までも、そしてこれからも おそらくは同じような状況は訪れないであろう 何ともイレギュラーなJリーグのシーズンが 終了しました。     gol.な皆さんはSC相模原のJ2昇格という トピックスに沸いたことでしょう! ああ、南葛SCの関東リーグ昇格もありましたね。 2020年はgol.イヤーじゃないですか!     個人的に最後にスタジアムで見たJリーグの試合は ...

選手権の魔法

いろいろな関係者の方々のご尽力により 今年も様々な地域で選手権予選が 開催されています。     完全無観客で行われる試合もあれば 家族や部員だけは観戦できる試合もあり それこそ試合によってまちまちですが インターハイを筆頭に数々の大会が 中止となった今年の高校3年生にとっては これが1年の最初で最後の公式戦という 選手も少なくないわけで やはりどの試合も圧倒的な熱量の中で 繰り広げられてい...