Talking About Football Vol.005 関純 哲アリサカ 2013年6月4日 未分類 Pura Vida! 先週末 「 mf 」 にて行われた、 『 Talking About Football Vol.005 関純 』 主催しておいて言うのもなんですが、 今回もまた面白かったですよー。 ドクターとして、 鹿島アントラーズの立ち上げから現在まで関わり、ちょうど20年。 これまでの名選手について語ってくださったエピソード話は、 こちらのイメージが壊れるものばかり! 特に、 ツバ吐き事件で退場になったジーコがロッカールームで漏らした本音と、 ビスマルクの車の中がまさかそんな状態なんて・・・というエピソード。 詳細はぜひぜひ、ユーストリームでご覧になってください。 ボクは今回MCを務めさせてもらったのですが、 どうしても聴きたかったお話がありました。 それは、どういう哲学をもって仕事をされているか、ということ。 いい意味でドクターらしくないなあ、という想いが前々からありまして。 かしこまってないというか、柔らかな雰囲気を纏ってるというか。 そして、それについて 「 ああ、なるほど 」 と思ったのが、 選手とのコミュニケーションについてのお話。 関さんは練習の前や後に、選手たちとよくボール回しをするんだそう。 「 ボールを蹴るだけで選手と信頼関係を築けるんじゃないかなって。 」 「 選手とボールを蹴ることが、もう会話だなって思ってやってます。 」 「 パスで心が通じ合うっていうのがあるんじゃないですかね。 」 「 他のチームドクターは外から見て、 医者らしく指導してる人が多いんじゃないですかね。 ボクは医者らしくない人間ですから(笑) 」 もう10年くらい前なんですが、 ボク自身、腿の筋肉を断裂するケガを負ったことがありまして、 あるJリーグのチームドクターの先生の病院に通院していました。 でもその先生がしてくれたことは、 自分自身とJリーグの自慢話ばかり、あとはちょちょっとした治療だけ。 3ヶ月くらい経っても復帰することができなかった上に、 「 いつ復帰できるかわからないから通院を欠かさないでね 」 の言葉に不信感が募り、友人に相談。 信頼できるという町の小さな診療院を紹介してくれました。 すると、3週間後には復帰。 そこのドクターがしてくれたことは、 治療に入る前に、ボクの話を徹底的に聴いてくれ、 「 ああ、大丈夫、すぐに復帰できるよ! 」 と安心感を与えてくれ、 「 そっか、復帰できるんだ 」 と前向きにしてくれたことでした。 それが、どれだけ大きかったことか! その時はサッカーコーチもやっていたので、 「 信頼関係を築くことが、すべての始まりなんだな 」 ということを、身をもって学ばせてもらいました。 関さんのお話を聴かせてもらって、 あらためて、その大事さを思い出せたのと、 選手だけではなく、いろんな人から慕われる理由がわかった気がしました。 関さん、本当にありがとうございました! Tweet