Pura Vida!
コンフェデの日本戦でのブラジル、強かったですねえ・・・。
ゆっくりなテンポのパス回しからの急激なスピードアップ、
緩やかなプレスからの縦パスが入ってきたときの迫力満点なボール奪取、
チームとしてあそこまで変幻自在になれるっていうことは、
ブラジルという国がもつ大きな武器なのかもしれないなと、あらためて思った一戦でした。
きっとそれも、後ろのセンター陣がしっかりしてるからこそ。
“ ルイス・グスタヴォ ” と “ パウリーニョ ” のボランチコンビ、
そしてなにより、“ チアゴ・シウバ ” と “ ダビド・ルイス ” のセンターバックコンビ。
ここの安定感があってこその、軸がしっかりしてこその、変幻自在さなんでしょうね。
『 footballista 』 の6/19号に、
“ ダビド・ルイス ” のインタビューが掲載されていましたが、これ、よかった!
「 自分がいる場所でポジティブな雰囲気を作るのが好きでね。
それが僕らの毎日なんだ。
というのは、誰でも仕事をしていると将来の目標ばかりを考えて、
日々を生きることを忘れてしまう。
あそこまで行きたい、そのために献身したい、とね。
でも少しばかり仕事を忘れて、例えば仕事場の守衛さんに “ やあ、元気? ” って言う。
そうすれば、相手も僕とふざけてくれたりして、心を喜びで満たしてくれるのさ。
そうして最終目標に到達した時には、
日々を幸せに生きている上に、さらにもう一つ幸せが増すんだ。 」
「 よく考えるのは、僕の人生は恵まれているということ。
第一に健康だし、素晴らしい家族が心に住んでいる。
サッカーでもそうであって、こうしてインタビューで自分の気持ちを伝えることができる。
その日、その年、その人生で違った何かに触れられるからこそ、僕は決して変わらないんだ。
明るい人間であり続ける。これまで得てきたすべて、神に感謝することばかりだ。
なぜなら、世界には数え切れないほどの人々が、数え切れないほどの困難に苦しんでいる。
多くの者が僕の得てきたチャンスを求めている。
だから、僕は幸せを体現しなければいけないんだ。 」
彼自身の中にも 「 軸 」 と 「 変幻自在さ 」 が混在してるんですね。
来年のワールドカップのときには、どこまでスケールの大きな選手になってるのか、
それを想像するのが本当に楽しみな選手のひとりです。