疑問と楽しさ 哲アリサカ 2013年8月6日 未分類 Pura Vida! 『 Talking About Football 』 に出演していただいた “ 木村浩嗣さん ” が、 現在発売中の 「 footballista 8/7・8/14 号 」 の巻頭コラム 「 フットボリスタ主義 」に、 このイベントのことを少し書いてくださいました。 内容はというと 「 7年間雑誌を作ってきて、 日本のサッカーファンのこんなところが変わったな、 というのはありますか? 」 という、こちらが投げかけた質問に対しての答え、 それに大きく関係する “ ファン・マヌエル・リージョ ” のインタビューでの言葉、 で、最後に、月刊化に向けた「 footballista 」 のこれからの姿勢。 本質に触れたものすごく素敵な文章だと思います、ぜひぜひ読んでみてください。 この中の “ リージョ ” の言葉で、強く共感したものがありました。 「 知れば知るほどサッカーがわからなくなっていった。 」 今でも時々ボールを蹴るんですが、 自分ができることやわかることは年々増えてるとは思うんです。 ( 身体はどんどん動かなくなってますが・・・ ) でも、それ以上のスピードで「 疑問 」 もまた増えていってるんですよね。 サッカーを始めたときに湧いた疑問が10だとしたら、今は、何百とか、何千なのかなって。 確か、高校生くらいの頃。 ディフェンスすることが本当に苦手で避けまくってたとき、ふと、 「 ボール保持者の相手の目を見る 」 ということを知って、 それからインターセプトができるようになって、 守ることが俄然楽しくなっていったことがありました。 ところが、しばらくすると、 「 ボール保持者の相手の目を見る 」 ことをして、 インターセプトにいく準備をしたら、まんまとその裏に出されてしまい失点。 「 あれ、気づかれてたんだ・・・。いつ気づいたんだろ・・・? 」 「 じゃあ、どのタイミングで距離を詰めればいいんだろ・・・? 」 「 ん、この選手は蹴る直前に見てなくても出せるのかな? 」 「 いや、直接は見てないけど、間接視野では見てたのかな? 」 そうやって、「 知れば知るほどわからなくなっていった 」 んですよね。 そして、どんどんサッカーが楽しくなっていったんですよね。 何かを知っていくたびに、疑問が増える。 そういうものを伝えられる人が、きっと、指導者としても一流なんだろうなあ。 Tweet