ワールドカップの舞台に立った人 哲アリサカ 2013年9月18日 未分類 Pura Vida! 練馬区は大泉学園駅の近くにある “ 高田スポーツ用品店 ” 、ご存知でしょうか? そしてそして、ここの有名な店主、ご存知でしょうか? ボクと同世代の人は、 ブラウン管越しにその姿を見て、グッときた人も多いかもしれません。 1986年メキシコワールドカップの舞台に立っていた、あの方です。 そう、高田静夫さん! ワールドカップの舞台に立った日本人としては2人目、 ( 1人目は1970年のメキシコ大会に副審として選出された丸山義行さん ) 主審としては初めての選出となった高田さんは、 1986年メキシコ大会では 「 スペイン vs アルジェリア 」 の主審と、副審を2試合、 1990年イタリア大会では 「 ユーゴスラビア vs UAE 」 の主審と、副審2試合、予備審判を3試合、 を務めたことのある、まさに、日本サッカー審判界の第1人者の方です。 なんと、その高田静夫さんに、「 gol. 」 の最新カタログにご登場いただきました。 そのインタビューに同伴させてもらい、 いろいろなお話を聴かせてもらったのですが、 ボクが一番印象に残ったのは、試合中の選手とのコミュニケーションについて。 例えば、ファールは取らなかったけれども、 相手選手に対して何か小汚いことを仕掛けてた場面。 プレーが途切れたところで、その選手に目線を送るんだそうです。 「 見てるからな 」 という意思を思いっきり込めて。 するとその選手は 「 ごめん、ごめん 」 と小さくリアクションをとって、 その後は、ほとんどそういう小汚いことはしなくなるんだそう。 逆に、こういう意思表示をしないでそのまま流してしまうと、 「 この審判は大丈夫なんだな 」 と、どんどんエスカレートして、自分も冷静でいられなくなってしまうと。 選手もそうですが、やっぱり、コミュニケーションって大事ですね。 一瞬一瞬スピーディーに局面が変わっていって、 ゆっくり考えて、判断している時間がない試合中は、 いいコミュニケーションから生まれる「 小さな信頼関係 」 は、大きな助けになってくれる気がします。 で、その信頼関係をどう築いていくかに、その人自身が表れるのかもしれませんね。 高田静夫さん、どうもありがとうございました! そして、日本サッカー殿堂入り、本当におめでとうございます! Tweet