copa de gol. ホルヘ三村 2013年1月11日 ホルヘ・ミム〜ラ 年末に、copa de gol.に呼ばれて参加した。 これはgol.が毎年主催するフットサルフェスティバルで、関係者やスタッフが集まって蹴り収めを行うもの。 さすがスポーツメーカーだけあり、関係者の多くは現役や元のJリーガーとFリーガー。 さらに、キャプテン翼の高橋陽一先生も登場という豪華メンバーだった。 参加者を6チームに分け、ホルヘは赤チームになった。 メンバーは8名。 まずは自己紹介から始まったが、「○○の何某です」「△△の何某です」と、○○や△△の部分がプロクラブ名という挨拶が続く。 なんと8名中4名が現役選手で、1名がプロのリフティングパフォーマーだった。 なんとすごい顔ぶれか。 こんな中に入れてもらうのは、気が引けるというよりもビビってしまう。 「ほぼ素人の52歳です。足を引っ張ります、すみません」というしかなかった。 自己紹介の後、とりあえずキャプテンを決めることになったが、最年長ということでホルヘが指名されてしまった。 こんなメンバーをどう仕切れというのか。 「来るんじゃなかった」と本気で思った。 しかし、案ずるより産むがやすしとはよくいったもので、始まってみればどうってことはなかった。 キャプテンの最大の任務である先発選びも、「はい、じゃあ左から5人が先発」とザクっと無責任に決め、 適当に時間が経過したら、「そろそろ誰か替わって」とベンチから叫べば選手交代もスムースに行えた。 調子に乗って、第4試合では自らを先発に起用。 このレベルでは、スタミナがもつのは2~3分だと思ったので、短期間でやれるだけのことをやって素早く交替しようと思った。 自分なりにガンガン行こうと決めたので、ドリブル突破などという無謀なことも試みた。 左サイドからゴール正面を目指したが、さすがに守りは厚く右サイドへ押しやられた。 そこで、やむなく後方へパス。 自分がいたスペースを空けるつもりで中に移動したら、パスが来た。 前を見ると、ゴールまではやや距離があり、マーカーも離れている。 「どうしよう」と一瞬迷ったが、「えーい、打っちゃえ」と開き直りシュートを放った。 飛んだコースもよかったが、トゥキックだったのでGKが意表を突かれ、見事に決まった。 チームは3位という成績だったが、ホルヘはこの1点を取ったことで大満足。 夜は呑み屋で、常連やマスター相手に得意気にこの1点の話を語った。 しかし、だいぶ酔いが回ったところで、あの後にもう1点取ったことを思い出した。 トゥキックの1点だけだと思い込んでいたが、たしかにもう1点決めている。 なぜ、2点目が記憶の中から消えていたのだろうか。 どうやらホルヘの脳は、酒毒に相当蝕まれているようだ。 Tweet