いよいよ15日に日本対ブラジルで開幕を迎える
FIFAコンフェデレーションズカップ2013。
ブラジル、イタリア、メキシコと
ワールドカップ本大会でもベスト4を十分狙える
強豪揃いのグループに組み込まれた日本代表。
今までにない相手と真剣勝負の中で得られたものは、
間違いなく1年後の本大会にも生きてくることでしょう。
さて、日本とは逆側のグループに
あまり耳慣れない代表チームが組み込まれています。
そのチームとは、タヒチ代表!
FIFAランクは138位。ブラジルが22位という時点で
あまり意味を成さないランキングではあるのですが、
それにしても低過ぎる数字です。
コンフェデレーションズカップというだけあって、
各大陸のチャンピオンが集う大会ですから、
当然タヒチも大陸王者ということ。
2012年に行われたOFCネーションズカップで
見事優勝して今回ブラジルへとやってきています。
やはりオセアニアというと、2010年南アフリカW杯では
イタリアとの対戦を含む3試合いずれもドローで
世界にその実力を見せ付けた
ニュージーランド1強とイメージがあるはずですが、
今回のOFCネーションズカップでは
準決勝でニューカレドニアの前に0-2で敗退。
そのニューカレドニアを決勝で下したタヒチが
出場権を獲得したというわけです。
ちなみに過去の戦跡を紐解いても、
W杯予選は1994年大会に初めてエントリーしてから6大会連続で敗退。
OFCネーションズカップも3度の準優勝はあったものの、
優勝を勝ち取るのは今回が初めて。
当然世界的なコンペティションを戦うのも史上初となります。
チームで唯一の海外組は
フランスのナンシーに所属しているマラマ・ヴァイリュア。
ナント、リール、ロリアンを渡り歩き、2010年にナンシーへ加入。
一咋シーズンはモナコ、昨シーズンはギリシャのパントラキコスで
レギュラーとしてプレーするなど、
ヨーロッパでのプレーキャリアも豊富な選手です。
元々U-21フランス代表招集歴もありましたが、
今回母国がコンフェデレーションズカップに挑むということで、
タヒチ代表入りを決断。
33歳にして初めて母国の誇りを胸に抱いた
ユニフォームへ袖を通すことになりました。
当然厳しい戦いを強いられるのは間違いないと思いますが、
是非タヒチには下馬評を覆すような
いいサッカーを見せて欲しいですね。
写真はヴァイリュアが所属していたリールのホームスタジアムです。