Pura Vida!
「 スルガ銀行 チャンピオンシップ 」の、
鹿島アントラーズ vs サンパウロFC の試合、行ってきました!
1ゴール&1アシストの “ ガンソ ” 、やっぱ惹かれましたねー。
コンディションは良くなさそうでしたが、
( 数日前までドイツとポルトガルですもんね・・・ )
身体の強さとボールの置き所の良さからくるキープ力、
うまーくタイミングを外すファーストコントロール、
で、そこからの一撃必殺のスルーパスとミドルシュート。
ボールを蹴りたい気持ちにさせてくれる選手です。
↑ガンソの直筆サイン入りチケット!
ボクですね、「 サンパウロFC 」 好きなんです。
たぶん、トヨタカップの13,14回大会で連続して日本に来たのがきっかけ。
面白いサッカーをしてたんですよね、かなりの豪華メンバーで。
ライーとか、レオナルドとか、トニーニョ・セレーゾとか、カフーとか、ミューレルとか。
で、監督がなんてったって、テレ・サンターナ!とにかく魅力的なチームでした。
もう20年くらい前の話になりますが、
大学を辞めた19歳のとき、ブラジルに半年ほどサッカー留学をしていました。
サンパウロ州の外れにある、信号がひとつもない、のどかーーーな町に。
その町に着いてすぐ話しかけてきた子がいました。
スタジアムの隣に住む、10歳くらいの男の子。
ボクがポルトガル語がまったくわからないことはお構いなし。
家族を呼んできて、ボクのことを紹介してくれました。
「 ボクの友達のテツアリサカ、日本人なんだよ。
ボクと一緒でサンパウロが好きなんだって! 」
言葉がちゃんと話せないことで、
チームメートにからかわれてストレスになってたとき、
彼と会うと、いつもホッとしてました。
いつだって笑顔で、嬉しそうに話しかけてくれ、
理解できなかったらわかりやすいように教えてくれ。
もし彼と会ってなかったら、ブラジルでの記憶は、
少し色褪せたものになってたかもしれません。
ボクにとっては、それくらい大事な存在でした。
帰国の前日、彼の家に行き、門の前で最後の挨拶をしました。
「 ほんとに今までありがとう。一緒にいれて楽しかったよ。 」
すると、彼はダッシュで家の中へ。
1分くらいして戻ってくると、涙を浮かべながら、こんなことを。
「 これ、ボクの一番大事なものだからあげる・・・
今までありがとう・・・必ず戻ってきてね・・・ 」
そして、渡してくれたのは 「 サンパウロFC 」 のユニフォーム。
子供サイズの、ちょっと小さなサンパウロFCのユニフォーム。
必ずまた会いに行こうと思います。