こんにちは。
 
シンガポールのシーズンは12チーム、ホーム&アウェイのリーグ戦22試合。
 
プラス上位6チーム、下位6チームに分かれてのプレイオフ5試合。

未だにプレイオフの詳細が知らされていなく、各チーム一度ずつの闘いになるのか、ホーム&アウェイで行うのか、
 
一度ずつになった場合どうやって試合会場を割り振るのか、何にも分かっていなく
 
そもそもリーグを闘った後に順位を決め直すためのプレイオフが何故必要なのかもよく分かりません。
 
リーグ戦にはリーグ戦の闘い方や意味が、カップ戦にはカップ戦の楽しみ方がありますが
 
シンガポールではまだそういう事に関してもやりたい事・方向性が定まっていないのかなという印象です。
 
 
 
この夏はヨーロッパのビッグクラブがこぞってアジアツアーを組み、
 
シンガポール周辺の国々、タイ・インド・インドネシア・マレーシアという国々は
 
バルセロナやマンU、チェルシーにリバプールといったトップのクラブのいずれかを招いて
 
フレンドリーマッチを組み本物を感じ吸収出来る機会を持ちました。
 
 
 
まだ発展途上のアジアにとっては学ぶべきことが余りあるほどにあるわけで、
 
テレビで見るのとはまるで意味が変わってきます。
 
残念ながらシンガポールだけがこのチャンスを活かす事をしませんでした。
 
理由は知りませんが、やはりこういった部分からも
 
シンガポールの本気度がまだまだ足りていない証拠だと思います。
 
東南アジアでは図抜けて整っている国なわけで、インドネシアやインドが彼等を呼べて
 
シンガポールに呼べないわけはありません。
 
現に9月にはF1がシンガポールでは開催されますし、そういった催し物を呼ぶ財力は間違いなくあります。
 
 
 
残念ながらこの国ではプロスポーツと呼ばれるものはサッカーしかないし、
 
サッカーそのものに対する人気や認知度もかなり低く、スタジアムにもなかなか人が集まりません。
 
かなりの学歴社会という事も背景にはあるのかもしれないし、Jリーグ以前の日本同様に
 
リーグの組織からプロモーションの仕方まで全てにおいて足りていないからかもしれません。
 
 
 
ただやっぱり周辺国と比べて見てみると、既存のやり方を壊してでも
 
新しい何かを作り出していく気概に欠けるのかなという印象は受けます。
 
あくまでサッカーというものに対してですが。
 
 
 
タイやマレーシアでは年々レベルも上がり、盛り上がりも大きくなっており
 
スタジアムはたくさんの人で賑わっています。
 
特にタイについては、Jリーグといち早く提携を結び自分達に足りないものを取り入れてきましたし
 
最近の成長率は目覚しいものがあります。
 
どうやったらシンガポールも彼等に負けずに競い合っていけるのか。
 
詰まる所はリーグのトップの人間が何をするかですが、この遅れをこれ以上大きくする事がないよう願いますし
 
このスポーツの素晴らしさにもっと気付いてほしいと思います。
 
シンガポールリーグの記録にはアシストがつきません。
 
こういった事ひとつ挙げてもこの国の人達がサッカーというスポーツの素晴らしさを
 
理解しきれていないんじゃないかと。
 
点を決めた選手にだけスポットライトが当たる、それはこのスポーツには相応しくない評価です。
 
サッカーの持つ美しさはそこだけ見ていても、決して理解しきれないくらい他にもあるわけですから。
 
 
 
話が逸れますが、近い将来もし指導の道に足を踏み入れる事になったら、細かいディテールまで、
 
ひとつのフリーラン・カバーリング・タックル、
 
そういった事がいかにチームと仲間を楽にするか助けてくれるのかという部分を
 
きちんと評価し褒めてあげれる指導者になって選手達が喜んでそういった事に取り組んでくれる
 
チームにしたいと思います。
 
指導者がきちんと見てやり、評価をしてあげないとやっぱり選手はやらなくなってしまいますからね。
 
集団でするスポーツだからこその素晴らしさはそういったところに現れますし求められます。
 
集団としての機能美も含めこのスポーツは本当に奥が深い。
 
踏み込むば踏み込むほどにその魅力に取り付かれて離れられなくなる。
 
バルセロナを見た時、メッシの凄さは誰が見たってすぐに分かります、放っておいても簡単に分かります。
 
だからこそ例えば、ブスケツのポジショニングやボールの動かし方、
 
ペドロの動き出しのタイミングとスペースの作り方、
 
アウベスの攻守の切り替えのスピードなど
 
サッカーに必要な見えづらい要素についても同様に教え正しく評価をしていかなくてはならないと思います。
 
 
 
ボールを持っていない選手も積極的にゲームに関わる事が求められ、
 
それが勝敗を大きく左右する事になるのがサッカー。
 
ひとつのボールをみんなで大切に扱い素敵なハーモニーを奏でる事が出来たら最高ですね。
 
それではまた。
 
 
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戸田 和幸 桐蔭学園高〜清水エスパルスへ。99年には、エスパルスのステージ初制覇に貢献。そして日本中が歓喜に湧いた02日韓ワールドカップ。そこに赤いモヒカンはいた。強烈なインパクトと、アツく、そしてクレバーなプレーは日本代表を初のベスト16へと導いてくれた。 その後、イングランドの名門とって南無・ほっとスパーFC、オランダのADOデン・ハーグ、東京ヴェルディ、サンフレッチェ広島、ジェフユナイテッド千葉等国内外のクラブを渡り歩き、今シーズンからはシンガポール、Sリーグへ。 世界を知る男がシンガポールから、サッカー事情やライフスタイルなど様々な話題をグローバルな視点でお届けします。


About The Author

戸田 和幸

桐蔭学園高〜清水エスパルスへ。99年には、エスパルスのステージ初制覇に貢献。 そして日本中が歓喜に湧いた02日韓ワールドカップ。そこに赤いモヒカンはいた。 強烈なインパクトと、アツく、そしてクレバーなプレーは日本代表を初のベスト16へと導いてくれた。 その後、イングランドの名門トッテナム・ホットスパーFC、オランダのADOデン・ハーグ、 東京ヴェルディ、サンフレッチェ広島、ジェフ千葉等国内外のクラブを渡り歩き、2013シーズンを最後に引退。 引退後は、解説者として活躍する傍ら2016年からはFC町田ゼルビアのジュニアコーチに就任。 世界を知る男がどのような指導者を目指していくのか?サッカーやライフスタイルなど様々な話題をグローバルな視点でお届けします。

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