Pura Vida!
 
 
 
練馬区は大泉学園駅の近くにある “ 高田スポーツ用品店 ” 、ご存知でしょうか?
 
そしてそして、ここの有名な店主、ご存知でしょうか?
 
 
 
ボクと同世代の人は、
 
ブラウン管越しにその姿を見て、グッときた人も多いかもしれません。
 
1986年メキシコワールドカップの舞台に立っていた、あの方です。
 
 
 
そう、高田静夫さん!
 
 
 
ワールドカップの舞台に立った日本人としては2人目、
 
( 1人目は1970年のメキシコ大会に副審として選出された丸山義行さん )
 
主審としては初めての選出となった高田さんは、
 
1986年メキシコ大会では 「 スペイン vs アルジェリア 」 の主審と、副審を2試合、
 
1990年イタリア大会では 「 ユーゴスラビア vs UAE 」 の主審と、副審2試合、予備審判を3試合、
 
を務めたことのある、まさに、日本サッカー審判界の第1人者の方です。
 
 
 
なんと、その高田静夫さんに、「 gol. 」 の最新カタログにご登場いただきました。
 
 
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そのインタビューに同伴させてもらい、
 
いろいろなお話を聴かせてもらったのですが、
 
ボクが一番印象に残ったのは、試合中の選手とのコミュニケーションについて。
 
 
 
例えば、ファールは取らなかったけれども、
 
相手選手に対して何か小汚いことを仕掛けてた場面。
 
プレーが途切れたところで、その選手に目線を送るんだそうです。
 
「 見てるからな 」 という意思を思いっきり込めて。
 
するとその選手は 「 ごめん、ごめん 」 と小さくリアクションをとって、
 
その後は、ほとんどそういう小汚いことはしなくなるんだそう。
 
 
 
逆に、こういう意思表示をしないでそのまま流してしまうと、
 
「 この審判は大丈夫なんだな 」 と、どんどんエスカレートして、自分も冷静でいられなくなってしまうと。
 
 
 
選手もそうですが、やっぱり、コミュニケーションって大事ですね。
 
 
 
一瞬一瞬スピーディーに局面が変わっていって、
 
ゆっくり考えて、判断している時間がない試合中は、
 
いいコミュニケーションから生まれる「 小さな信頼関係 」 は、大きな助けになってくれる気がします。
 
 
 
で、その信頼関係をどう築いていくかに、その人自身が表れるのかもしれませんね。
 
 
 
高田静夫さん、どうもありがとうございました!
 
そして、日本サッカー殿堂入り、本当におめでとうございます!
 
 
130917_takada
 
 
 
アリサカ哲 ブラジル、コスタリカと中南米2カ国でサッカーをプレー。好きなシャツはコリンチャンスとクルゼイロ。監督観はマツラナに心酔、という南米フットボールフリーク。 現在、某都立高校サッカー部のヘッドコーチをしながら、将来のビジョンである中南米各国のセニョリータとの歓談を兼ねたサッカースタジアム横でのチョリパン販売権獲得を夢見る。