アルゼンチンも5月1日から4日まで連休だった。
 
1日の木曜日がメーデーの祝日で金曜日を挟んで土日となるため、
 
金曜日をプエンテ(橋)と呼ぶ臨時の休日にした。
 
アルゼンチンでは以前から、日本の成人の日や体育の日のように祝日を月曜日に移動させている。
 
しかし、革命記念日や独立記念日などの重要な祝日は移動させない。
 
メーデーも国際的祝日ということで移動させないのだが、それほどの日が、
 
なぜ日本では正式な祝日になっていないのだろう。
 
 
 
土曜日の夜8時ころ、家で酒の支度をしていると、どこからか音楽が聞こえてきた。
 
それもかなりの音量だ。
 
窓を開けてみると、なにやらコンサートのような雰囲気がする。
 
音を頼りにブラブラ歩いて行ってみた。
 
アルゼンチン人は音楽好きなので、大通りに特設ステージを作って無料コンサートがしばしば開かれる。
 
今回もそうかと思ったが、会場はホルヘの家から僅か3ブロックの道だった。
 
住宅街の中の、ただの道なのだ。
 
 
 
この道を封鎖してステージを作り、そのうえでバンドがクンビアというダンスミュージックを演奏し、
 
気が向いた観客はそれに合わせて踊っている。
 
ステージ横の民家の窓からテレビの映像が見えたが、これでは音楽がうるさくてテレビなど聞き取れないだろう。
 
こんなところでコンサートを開く発想が理解できない。
 
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ブエノスアイレスのパレルモ地区に日本庭園がある。
 
日系の財団が管理し、JAICAの協力で日本から専門家を招くなどして綺麗に手入れをしている。
 
中には日本料理屋もあり、週末はアルゼンチン人で賑わっている。
 
この連休は、端午の節句を紹介するイベントが開かれ、いつのも増して入園者が多かったようだ。
 
 
 
ところが、好事魔多し。
 
月曜日の未明に3~4人組が忍び込み、4日間の売り上げ35万ペソ(約350万円)が盗まれてしまった。
 
防犯アラームが設置され夜警もいたが、アラームに気付いて出てきた夜警を殴って犯行におよんだという。
 
アルゼンチンの治安は、悪化するばかりだ。


About The Author

ラテンのフットボールを愛し、現在はgol.アルゼンチン支局長として首都ブエノスアイレスに拠点を置き、コパリベルタドーレス、コパアメリカ、ワールドカップ予選や各国のローカルリーグを取材し世界のメディアに情報を発信する国際派フォトジャーナリスト。 取材先の南米各国では、現地のセニョリータとの密接な交流を企でては失敗を重ねているが、酒を中心としたナイトライフには造詣が深い。 ヘディングはダメ。左足で蹴れないという二重苦プレーヤーながら、美味い酒を呑むためにボールを追い回している。 女性とアルコールとフットボールの日々を送る、尊敬すべき人生の達観者。

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