ストレッチ効果 ホルヘ三村 2015年9月25日 アルゼンチン, ホルヘ・ミム〜ラ, ライフスタイル 先日のチリの大地震は、ブエノスアイレスでも揺れを感じた。 天井から吊るしてある照明やコップの中の水が揺れたという。 しかし、ホルヘは感じなかった。 その時間は家にいて、一杯やりながらリクライニングソファでくつろいでいた。 天井の照明は扇風機付きなのでしっかり固定されており、よほどのことがなければ揺れない。 背もたれから背を起こしたとき、何かフラフラする気がして、 「あれ、血圧でも高いのかな」と思った瞬間があったが、ひょっとするとあれが地震だったのかもしれない。 ちょうどこの地震があった時期、ホルヘは座骨神経痛の恐怖に怯えていた。 右の臀部に原因不明の軽い痛みが現れたのだ。 以前、左脚の座骨神経痛を患ったことがあり、症状がそのときに似ている。 前回は、軽い痛みが数日かけて徐々に強くなり、ある日を境に激痛となった。 しかも痛みだけでなく、ビリビリとした強烈な痺れが走る。 痺れはいつもあるわけではないが、ひどいときは20メートルほど歩くと ビリビリとなり、1歩も動けなくなってしまう。 しばらく経つと痺れは去るが、歩きはじめるとまた出る。 もちろん、まともに日常生活は送れない。 3週間ほどはこれに苦しめられ、治ってからも下腿部に弱い痺れが残った。 とにかくえらい目にあったので、その後、座骨神経痛について自分なりに調べてみた。 すると、座骨神経痛にもいくつかの種類があり、ホルヘのやつは梨状筋型というものだった。 梨状筋という臀部の筋肉が硬直して、腰から下腿へ伸びる坐骨神経を圧迫して起こるのだという。 したがって、この筋肉を柔らかくすれば、治療や予防につながる。 そこでホルヘは、ストレッチ2種類と、梨状筋を緩める運動1種類の計3つを、1日3セット実施。 最初の2日間は全く効果がなく、痛みは日々増していった。 しかし4日目から急転し、5日目にはほぼ痛みが消えた。 その2日後にサッカーをしたが問題なし。 まさか、これほど効果があるとは。 あの地獄は二度と味わいたくないと常々恐れていたが、 ストレッチと運動で簡単に初期治療できるのなら、もはや怖がることはない。 これらのストレッチや運動(筋肉を固くした後、力を抜いて緩めるという簡単なもの)は、 ネット検索したら山ほど出てきたものの中から、数種類試して選んだ。 掲載者の多くは医師や医療法人。 これほど効き目のある方法をネットに掲載すると、患者がいなくなってしまうのではないかと心配になる。 Tweet