先日、アルゼンチンで初めて電動カートに乗ってゴルフをした。
アルゼンチンには、日本のように全員がカートでプレーするというゴルフ場は、ほんの一部の高級クラブだけ。
一般のゴルファーは、自分で引っ張る手引きカートを使うかキャディーを雇う。
ホルヘはこのどちらも使わず、カロリー消費のためにゴルフバッグを担いでプレーしている。
 
 
高級でない普通のゴルフ場にも、高齢者用として数台の電動カートを備えてあるところがある。
今回のコンペはフォーボールというペアによるものだったので、ホルヘと組んだ75歳の方が、「カートを使いたい」といったので、それに付き合うことにしたのだ。
 
 
プレーしたのは、AREA60というラプラタのカントリークラブ。
日本ではゴルフクラブもカントリークラブもほぼ同じ意味だが、アルゼンチンでカントリークラブというと、塀で囲われた広大な敷地の中に住宅とさまざまな娯楽施設がある場所をいう。
娯楽施設がなく、閉鎖地域内に住宅だけのバリオ・セラードというものもある。
元来は週末に別荘として利用されるものだが、最近はここを住居とし都心へ通勤する人が増えている。ようするに、安全対策だ。
外部から不審者が入れないよう、塀の上には電流が流れているし、我々ビジターが訪れるときも、ゲートで入念なチェックを受ける。
身分証明書の提示はもちろん、自動車の登録証や自動車保険の加入証まで求められることがある。
敷地内で事故を起こした際の補償なのだそうだ。
出るときは、トランクの中まで調べられる。
 
 
敷地内は安全第一で、制限速度も20キロや30キロとなっている。
カントリークラブに別荘を所有している知人によると、レーダーカメラが設置されていて、速度違反をすると罰金が請求されるとのこと。
敷地内の住人を訪ねて来た人はゲートでその旨を告げ、警備員が訪問先に電話で確認してから通される。
この訪問者が速度違反をした場合は、請求が訪問先の住人へ行くそうだ。
 
 
このカントリークラブはできたばかりで、まだ家はほとんど建っていない。
分譲中というか造成中だ。
分譲地が埋まれば、ビジターのゴルファーはプレーできないそうだ。
要するに、ビジターにお試しプレーをさせて、気に入ったら土地を買ってもらおうという作戦らしい。
造成中の土地で見かけたのがボルボのショベルカー。
ボルボが建設重機を作っているとは知らなかった。
 
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ゴルフコースもできたばかりなので、樹木が小さく殺風景。
リオ五輪のゴルフコースもこんな感じだった。
もっともリオのゴルフ場は都会なので周りにビルが見えていたが、ここの周囲は一面の野原。
ティーグランドのわきで牛が草を喰っていたりする。
 
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クラブハウス内には敷地全体の完成予想図と模型があった。
公園もいくつか造られており、それぞれに「ハイドパーク」とか「セントラルパーク」といった、世界各国の有名な公園の名前がつけられていた。
そんな中に、「ウエノパーク」を発見。上野公園って、そんなに有名だったのか。
 
 
この日は風も強く非常に寒かった。
バッグを担いで回ればすぐに暖かくなるのだか、カートに乗っていてはそうはいかない。
まあ、寒さだけのせいではないのだが、我々のペアは無茶苦茶な出来で断トツの最下位。
もう、このコースではプレーしたくない。
 
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About The Author

ホルヘ三村

ラテンのフットボールを愛し、現在はgol.アルゼンチン支局長として首都ブエノスアイレスに拠点を置き、コパリベルタドーレス、コパアメリカ、ワールドカップ予選や各国のローカルリーグを取材し世界のメディアに情報を発信する国際派フォトジャーナリスト。 取材先の南米各国では、現地のセニョリータとの密接な交流を企でては失敗を重ねているが、酒を中心としたナイトライフには造詣が深い。 ヘディングはダメ。左足で蹴れないという二重苦プレーヤーながら、美味い酒を呑むためにボールを追い回している。 女性とアルコールとフットボールの日々を送る、尊敬すべき人生の達観者。

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