永久会員

先日、ウチナンチュー・ゴルフ愛好会という団体のコンペに参加した。 アルゼンチンの日系人は約7割が沖縄出身で、在亜日本人会よりも在亜沖縄県人会のほうが建物も組織もはるかに立派だ。     沖縄出身者が多いのはアルゼンチンに限ったことではなく、戦前からハワイ、ブラジル、ペルーなど、新天地を求めて多数のウチナンチューが出稼ぎや移民として故郷を後にした。 そのため、現在では同県出身の海外移住者による国際的組織まであ...

ラスベガスのサッカークラブ

行ったことはないが、ラスベガスというのはすごい街らしい。 カジノが有名でそれで発展した観光地ながら、様々なアトラクションやショーが充実し、ピラミッドがありエッフェル塔があり、ホテルの中に川が流れるといった、街全体がアミューズメントパークのようなところだと聞いている。     浅田次郎の小説「オー・マイ・ガッ」によると、ラスベガスでは一流ホテルの宿泊代が日本のビジネスホテル並みだという。 ツアーを組んで販売す...

またも糸引かず

今回のアルゼンチン行では、腰を守るための座位矯正具であるバックジョイを持ってきたことを前回書いたが、実はもう一つ秘密兵器を持参した。     これまでに何度も納豆づくりに挑戦しては失敗を重ねてきた。 茹でた大豆に納豆菌をまぶして発酵させればいいのだが、それがうまくいかない。 問題なのは、約40度で24時間という温度管理。 これまでは、一畳ほどの閉鎖したスペースでストーブを点けていた。 ピッタリ閉めると5...

アルゼンチン着

久々に花見を楽しんでからアルゼンチンへ戻ってきた。 今回のフライトはニューヨークでの乗り継ぎ1回。 成田→ニューヨークとニューヨーク→ブエノスアイレスがそれぞれ約12時間で、乗り継ぎが約4時間の計28時間。 乗り継ぎが2回とか3回で計35時間以上というのを何度も経験しているので、今回は楽な旅といえる。     チケットはアメリカン航空のウェブページで購入した。 片道5万6千円の往復に税金などがつ...

サッカーゲームあれこれ

日本がマリと戦った22日のFIFAデー、中南米勢は大活躍だった。 ネイマールを故障で欠くブラジルは、W杯開催国のロシアに花を持たせようともせず、アウェイで情け容赦なく3-0と一蹴。     本番で日本と同グループのコロンビアは、これまたアウェイのパリでフランスを3-2で下した。 これでペケルマン体制になって以降、コロンビアはヨーロッパ勢に5勝2分け無敗という好成績だ。     さらにウルグアイはカバー...

塩の話

出された料理にいきなりソースや塩、醤油をかけるのは、作った人に失礼だ、という声がある。 まずはオリジナルの味を口にするのが礼儀であり、何かをかけるのはそのあとにすべきという意見だ。 しかし味見をしてから調味料を加えるのは、「料理が不味い」といっているようなもので、かえって失礼なような気がする。     たしかに、料理が食べる人の味覚と好みに完璧にあっていれば、何も入れる必要はない。 途中で味変をする人もい...

40年目の真実

2002年日韓W杯の優勝候補だったアルゼンチンは、期待を裏切りグループリーグで敗退した。 この結果に母国は大激怒。 超攻撃的なチームだっただけに、ナイジェリアに0-1、イングランドに0-1、スウェーデンと1-1というスコアからマスコミの非難はオフェンス陣に集中。 司令塔だったベロンは当時マンチェスターUに所属しベッカムと仲がよかったため、「イングランド戦は金をもらってわざと負けた」とまでいわれ、完全な戦犯にされ...

ボールボーイ

Jリーグ発足以前の日本サッカーリーグ(JSL)時代にもカップ戦があった。 ナビスコやルヴァンなどの冠名はなく、そのものズバリのJSLカップという名称。 後援が中日新聞社ということで、中部や東海地方での試合が多かった。 正確な記憶はないのだが、1988年頃の8月に準決勝あたりを取材に行った。 読売クラブ対フジタか日産だったと思う。 東京ヴェルディの前身である読売クラブは、当時、全盛期でとても魅力あるチームだっ...

知られざる五輪

過去最高のメダル数を獲得した平昌五輪。 チームパシュートやマススタートといった以前にはなかった種目があるので単純に記録更新とはいえないが、それを割り引いても感動的な大会だった。     チームパシュートというのは、一体何のことかわからなかった。 しかし、スポーツ報知の表記はチームパシュートでなく団体追い抜きだったので、それを見たときに、「あれか」と理解できた。 団体追い抜きというのは自転車競技にもあるから...

サポーターそれぞれ

サッカーに欠かせないサポーターの応援。 選手を鼓舞してプレーや勝敗に影響を与えるだけでなく、フラッグやコール、チャントがスタジアムの雰囲気を盛り上げる。     しかし、光あるところに影がある。 サポーターもそのすべてが素晴らしいわけではなく、ダークな奴らも存在する。 アルゼンチンでは、バラスブラバスと呼ばれる一団がそれだ。 元々は熱狂的なサポーターたちが集まってグループ化したものだが、人が集まるとそれ...