"4分の2"へのファイナルバトル gol.スタッフ 2012年11月30日 土屋雅史 いよいよ1試合を残すのみとなった2012年のJ1リーグ。 前節でサンフレッチェ広島が初優勝を決め、 就任1年目の森保一監督がビッグアーチの空に舞いました。 そんな歓喜とは対照的なのが、 こちらも熾烈を極めている残留争い。 17位のアルビレックス新潟が37ポイント、 16位のガンバ大阪が38ポイント、 15位のヴィッセル神戸が39ポイント、 そして14位のセレッソ大阪が41ポイント。 4ポイント差の中にひしめく4チームの内、 2つが残り、2つが落ちることになる正真正銘の最終戦。 おそらくサポーターの皆さんも 落ち着かない1週間を過ごしていると思います。 引き分け以上で自力残留を決められるC大阪。 今シーズン完全に覚醒した柿谷曜一朗を筆頭にして、 山口螢、扇原貴宏、杉本健勇ら五輪出場組など 有望な若手が顔を揃えるチームだけに、 ホームで川崎を下して、来季のステップにしたい最終節に臨みます。 残り3試合で監督交代の荒療治に出た神戸。 後任の安達亮監督は元々ヘッドコーチを務めており、 選手からの人望も厚い熱血漢。 大量補強でアジアを目指した当初の目論見は大きく狂ったものの、 何が何でもJ1残留だけは勝ち取りたい所です。 誰もが驚くような低迷から、結局抜け出せなかったG大阪。 西野体制の終焉が崩壊の序章となってしまいました。 シーズン途中に加入したレアンドロと家長昭博の決定力に 何とか救われてきた感が強く、決してチーム状態は良くありません。 ガンバキラーの前田遼一を抑え切れるかどうかが、最終戦のポイントです。 こちらも監督交替を経ながら、なかなか浮上し切れなかった新潟。 勝利以外は降格だった前節で仙台相手に執念の勝ち点3奪取。 苦しい状況は依然続きますが、奇跡を起こす舞台は整ったでしょうか。 最終節の舞台はビッグスワン。 果たして90分後に待っているのは歓喜か、それとも… 4分の2を決めるファイナルバトル。 最終節は12月1日15時30分、運命のキックオフを迎えます。 写真はビッグスワンのゴール裏です。 Tweet