いよいよ今日から開幕するFIFAクラブワールドカップ。
大会初日となる1回戦にはJリーグ王者の
サンフレッチェ広島が登場しますが、
実はその対戦相手となるニュージーランドのオークランド・シティに
岩田卓也という日本人選手がいるのをご存知でしょうか?
1983年4月22日生まれの29歳。
高校は岐阜の名門・岐阜工業で、
同級生には2012シーズンのヴァンフォーレ甲府で
プレーしていた片桐淳至や荻晃太、
JFLのHonda FCでプレーしていた土屋貴啓など、
第一線で活躍している選手も。
そして、彼らの代の岐阜工業と言えば、3年時の高校選手権で
エース片桐を擁して、あれよあれよと勝ち進み、国立へ。
坪内秀介(現・アルビレックス新潟)擁する前橋育英にも競り勝ち、
決勝へ進出すると、最後は徳永悠平(現・FC東京)、
徳重健太(現・ヴィッセル神戸)、片山奨典(現・ロアッソ熊本)などが
3年生に在籍し、1学年下には柴崎晃誠(現・東京ヴェルディ)や
渡邉大剛(現・大宮アルディージャ)が控えるなど、
究極のスター軍団だった国見に敗れたものの、
堂々の全国準優勝に輝きました。
しかし、岩田は大会直前の負傷で欠場を余儀なくされ、
チームメイトの活躍を横目に大舞台を踏むことはありませんでした。
高校卒業後は浜松大を経て、当時東海リーグ1部だったFC岐阜に入団。
1年で登録はFC岐阜SECOND(加入当時はFC岐阜B)に変更となり、
地区リーグや県リーグで3年戦った後、
一念発起してオーストラリアへ渡航します。
オーストラリアでの2年間は3部相当、2部相当のクラブを渡り歩き、
今年ニュージーランド2部のセントラル・ユナイテッドへ入団。
そして、10月から加入したオークランド・シティでも
ガッチリとレギュラーポジションを確保し、
今回の母国凱旋となったわけです。
オークランド・シティはセミプロ集団。
プロ契約している選手はほんの一握りです。
そんな中で奮闘している日本人選手の晴れ舞台。
是非岩田選手にも注目してみて下さい!
写真は“岐阜と言えば、天下分け目の関ヶ原”です。