若き精鋭の祭典 土屋 雅史 2013年2月22日 土屋雅史 いよいよ今週末に迫ったXEROX SUPER CUP。 昨年度のJリーグ王者・サンフレッチェ広島と 昨年度の天皇杯王者・柏レイソルが聖地・国立競技場で Jリーグの“球春”を告げる真剣勝負に挑みます。 そして、このXEROXで一昨年から行われている試みが “NEXT GENERATION MATCH”。 冬の高校選手権を沸かせた選手に、 実力がありながら地区予選で涙を呑んだ選手を加え、 名実ともに最強クラスの選手を揃えた日本高校選抜と、 Jリーグの各ユースから選出されたJリーグ選抜が前座として激突するのが、 この“NEXT GENERATION MATCH”ということになります。 日本高校選抜には鵬翔高校の日本一に大きく貢献した 正確なキックに特徴のある小原裕哉や 大会最強2トップの呼び声も高かった 仙頭啓矢と小屋松知哉の京都橘コンビも選出。 共にサンフレッチェ広島、湘南ベルマーレとJ1クラブへの加入が内定し、 大会前から多くの期待を集めていた浅野拓磨と田村翔太の四日市中央工業コンビも 順当にメンバーへ名前を連ねています。 個人的に注目しているのはU-17日本代表に招集された 作陽のスピードスター平岡翼。 選手権の準々決勝で見た時には、そのスピードもさることながら、 相手のパワーを利用しながら縦へと入っていくドリブルにかなり驚かされました。 今回の国立でもおそらく見る人に大きなインパクトを与え得る存在だと思います。 一方のJリーグ選抜もトップ昇格を狙う逸材揃い。 GKには昨年のクラブユース選手権で 全国を制した経験を持つ柏レイソルU-18の守護神・伊藤俊祐の名前が。 最終ラインの注目選手は 年代別代表経験を持つ東京ヴェルディユースのCB畠中槙之輔や、 高いテクニックを誇るガンバ大阪ユースのレフティSB内田裕斗。 中盤ではサイドバックも高い次元でこなすFC東京U-18の鴨池陽希、 小柄ながら積極的にボールを受けてリズムを創る横浜F・マリノスユースの汰木康也も 一度見てみて欲しい選手です。 そして10月に行われるU-17W杯出場を目指している 清水エスパルスユースの1年生コンビ・宮本航汰と北川航也も 先輩たちに混じって出場機会を虎視眈々と狙っているはず。 前述したように、おそらくこのステージに立つのは 大半がトップ昇格を果たすであろう選手たちですから 数年後の活躍を想いながら試合をチェックする楽しみもあります。 試合開始は10時40分から。 数年後にはXEROX SUPER CUPに出場しているかもしれない 若き精鋭たちの晴れ舞台にも是非注目してみて下さい! Tweet