来週の水曜日、4月2日からいよいよTリーグが開幕します。
 
今までにも何回かご紹介したことのあるTリーグというのは、
 
東京の高校生によって繰り広げられる、
 
シーズンを通じたリーグ戦のこと。
 
それぞれ“T1”、“T2”、“T3”と呼ばれる3部制で構成されており、
 
T1には先の東京都クラブユース新人戦で
 
FC東京U-18と三菱養和SCユースを相次いで撃破した横河武蔵野FCユース、
 
T2には同大会でベスト4まで躍進したFCトリプレッタ、
 
さらにT3にはFC東京U-18のBチームなどが在籍するなど、
 
高体連勢とクラブユース勢が同居する
 
東京のサッカー好きにはたまらないコンペティションなんです(笑)
 
 
 
近年はなかなかインターハイや高校選手権など
 
全国で目立った結果を出し切れない東京の高校年代ですが、
 
チーム数の多さも手伝って、その多様性は間違いなく国内屈指。
 
色々なスタイルのチームがさらなる“高み”を目指して、
 
これから7ヶ月近いリーグ戦でしのぎを削りあっていくわけです。
 
 
 
昨年度はT1優勝の國學院久我山が、
 
参入戦にも勝利してプリンス関東2部へ復帰。
 
すべてがトントン拍子で進んだ場合に限りますが、
 
最短2年でこの年代のトップリーグである
 
高円宮杯プレミアリーグEASTへと辿り着く可能性もあることを考えれば、
 
すべての道は世界へ通じていると言っても決して過言ではないでしょう。
 
 
 
Jの下部組織出身者を揃え、
 
タレントで見れば都内でも群を抜いている成立学園、
 
昨年度は関東大会予選、インターハイ、選手権と3冠に輝き、
 
先週のイギョラ杯でも準優勝に輝いた実践学園、
 
同じくインターハイ、選手権共に全国を経験し、
 
今シーズンからT1へ昇格してきた修徳、
 
悲願の全国大会出場を目指し、
 
今年も面白いタレントを擁している東京朝鮮、
 
そして昨年はどの大会も優勝まであと一歩に迫りながら
 
すべてのタイトルを失い、一からのリスタートとなる帝京など
 
今から試合を見るのが楽しみなチームがズラリと並んでいます。
 
 
 
前述したように開幕戦は来週火曜日の4月2日。
 
駒沢第2球技場では、成立学園と東海大高輪台のT1オープニングマッチを含め、
 
いきなり1日で3試合を観戦するチャンスです(笑)
 
さらにTリーグの私が考える大きなウリは“平日開催”が多いこと!
 
春休み中とはいえ、開幕戦も火曜開催ですし、
 
その後も基本的には平日にゲームが組まれています。
 
インターハイや選手権とは違う、積み重ねの“頂上”を目指す戦い。
 
都内在住の方は是非お近くの会場へ
 
足を運んでみてはいかがでしょうか?
 
 

 
写真はTリーグの聖地・駒沢第2球技場です。
 
 
 
サッカー界のオモシロご長寿番組「Foot!」でディレクターを務めた後、制作部プロデューサーへ(昇進か?!)。国内外問わずサッカー全般に関する知識はハンパない、Dieguito周辺では「博士」の称号を得ている博識人。スタジアムから土のグラウンドのピッチ横までジャンルを問わないサッカー観戦と、テレビ前でのサッカーウォッチングツアーはお勤めの会社への忠誠心だけでは無いはず!そこにはサッカーへのLOVEがある!溢れる知識と独自のサッカー観であなたの「見るサッカー」に彩りを添えちゃいます!