12月28日、ユアテックスタジアム仙台。
 
今年で3回目となるJPFAチャリティーサッカーが
 
杜の都で開催されました。
 
 
 
柿谷曜一朗選手や柴崎岳選手、南野拓実選手といった
 
次世代の日本を背負って立つ若手や、
 
次回の「Talking About Football」に登場される戸田和幸さんや
 
吉田孝行さん、服部年宏さん、北嶋秀朗さんなど、
 
今シーズンでの現役引退を決意したベテランまで、
 
総勢60人の選手が大集結。
 
前日のサッカー教室も含めて、
 
被災地で暮らす多くの人々へ
 
小さくない勇気を与えてくれる場になったのではないかと、
 
実際にスタンドから見ていて感じました。
 
 
 
試合後にはミックスゾーンで
 
この日1ゴール1アシストと大活躍を見せた
 
アルビレックス新潟の小塚和季選手や、
 
現在はウズベキスタンのFKブハラでプレーする、
 
今回のメンバーの中では数少ない海外組の柴村直弥選手、
 
それから昨年は日本代表にも召集され、
 
今年はブラジル行きの切符獲得に燃える
 
柏レイソルの工藤壮人選手、
 
頼れるアニキであり、先日ロアッソ熊本で
 
指導者としての再スタートを切ることが
 
発表された北嶋秀朗さんと、
 
馴染みの選手にコメントをお聞きしたのですが、
 
今回面識のなかった選手の中で、
 
どうしてもお話を伺いたかった選手がいました。
 
 
 
その選手とは、水戸ホーリーホックからただ1人参戦していた
 
36歳のGK本間幸司選手。
 
試合中にはプレスを掛けに来た柿谷選手を華麗なステップでかわすなど、
 
持ち前のサービス精神を存分に発揮してくれた千両役者。
 
その本間選手にはどうしても聞いておきたいことがありました。
 
それは、「今回は東北でのゲームでしたが、茨城も被災地だと思います。
 
県外の人にとってはその認識がやや薄い気もしますが、
 
もどかしい気持ちもありますか?」という質問。
 
茨城県にも友人がいる私にとっても
 
これは聞いておきたいことでした。
 
 
 
本間選手は「そうなんですよね」と切り出しながら、
 
「少しそのことを忘れられている所もありますし、
 
茨城でもまだまだ復興していない所もあります。
 
現に市役所とかも復旧していないですし、
 
まだまだ時間が掛かると思うので、
 
そういう意味で被災地を代表してという想いもありました」と
 
力強く話してくれました。
 
 
 
どうしても東北地方の被災地がフォーカスされる中で、
 
震災直後の勝田駅の様子が一部で話題を呼んだように、
 
茨城県も地域によってはかなりの被害を受けましたが、
 
今は復興に向けて着実に歩み出しています。
 
今日の想いを背負った本間選手の活躍を目の当たりにして、
 
改めて茨城県の復興支援についても、
 
我々は忘れてはいけないなと強く思いました。
 
 
sendai1228
 
写真は誰もいなくなったユアスタです。