今回のコロンビアガイドは食べ物編。
 
コロンビアは首都のボゴタが標高2600メートルであるように山岳地が多く、
 
海岸線は太平洋側とカリブ海側に分かれるなど地域色が豊かだ。
 
したがって日本のように、食文化も各地で異なりを見せる。
 
 
 
アトレティコ・ナシオナルの本拠で、かつては麻薬王パブロ・エスコバルが牛耳っていた
 
メデジン市を中心とするアンティオキア県は通称パイサと呼ばれ、

ここの名物はバンデッハ・パイサ(パイサプレート)。
 
しかし特別な料理というわけではなく、チョリソ、ひき肉炒め、揚げた豚皮、豆、
 
目玉焼き、アボカド、バナナチップ、ポテトフライ、ライス、アレッパなどがワンプレートに乗っているもの。
 
お好みプレートともいうべき、盛りだくさんの一品だ。
 
 
 
アレッパというのは、トウモロコシの粉で作った白いパンのようなもの。
 
これと茹でたユカイモは付け合わせでよく使われるが、どちらもボソボソしているので、ホルヘは好きではない。
 
 
 
すべての店がそうではないが、コロンビアでは一人前の量が多いという傾向がある。
 
ホテル近くの店のハンバーガーは直径15センチくらいあったし、
 
中華料理屋でテイクアウトしたチャーハンは2人前以上だった。
 
 
 
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写真は、大衆店のランチで食べたポークソテー。
 
肉の暑さが2センチほどで、その下にはライスなどがたっぷり隠れている。
 
大食漢でなければ、食べきれない。
 
かといってコロンビア人がみな大食いというわけではなく、ほとんどの人が残していく。
 
 
 
残すといえば、アルゼンチンに住んでいるコロンビア人から後日聞いたのだが、
 
コロンビアではほとんどサラダを食べないという。
 
その理由は、ドレッシングが一般的でないからだとか。
 
したがって付け合わせのサラダも味付けはされておらず、食べる人は少ないのだそうだ。
 
 
 
ドレッシングがないからサラダを食べないというのは、ちょっと信じがたい話だ。
 
多くの人が付け合わせの生野菜を残すというのも、ホルヘの印象にはない。
 
しかし先のコロンビア人は、アルゼンチンに来てからサラダを食べるようになったというし、
 
ドレッシングとサラダに出会ってその美味しさを知りベジタリアンになったという
 
アルゼンチン在住のコロンビア人女性もおり、どうやら本当らしい。
 
 
 
一般的とはいえないが、コロンビアではアリも食べる。
 
オルミガ・クローナという大型の黒アリで、体長は10円玉の直径とほぼ同じだから約2センチ。
 
これを揚げたものが売られている。
 
 
 
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ホルヘも何度か食べたが、グレードによって味が違う。
 
値段の高いものは香ばしく、原型をとどめていない腹の部分をアリだと説明せず人に食べさせると、
 
「何かの木の実か」という答えが多い。
 
しかし安いものは虫臭く、味も虫だ。
 
なんでも栄養価が非常に高く、滋養強壮にもってこいだという。


About The Author

ホルヘ三村

ラテンのフットボールを愛し、現在はgol.アルゼンチン支局長として首都ブエノスアイレスに拠点を置き、コパリベルタドーレス、コパアメリカ、ワールドカップ予選や各国のローカルリーグを取材し世界のメディアに情報を発信する国際派フォトジャーナリスト。 取材先の南米各国では、現地のセニョリータとの密接な交流を企でては失敗を重ねているが、酒を中心としたナイトライフには造詣が深い。 ヘディングはダメ。左足で蹴れないという二重苦プレーヤーながら、美味い酒を呑むためにボールを追い回している。 女性とアルコールとフットボールの日々を送る、尊敬すべき人生の達観者。

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