3連休の真ん中の日曜日、午後から調子が悪かった。
何だかだるくて、力が入らない。
歩いても、明らかにいつもより歩幅が狭い。
きっと、傍から見たらトボトボという感じで歩いていたはずだ。
その後数時間で関節や筋肉が痛くなり、寒気が来たなと思ったら39度近い熱が出た。
風邪なのか、インフルエンザなのか。
ネットで調べると、倦怠感、筋肉・関節痛などインフルエンザの症状に当てはまる。
日本では老父母と同居なので、まず感染させないよう自己隔離を宣言。
2階にあるホルヘの部屋から、「危ないから、上がって来るな」と電話で指示を出した。
しかし、そんな子の心親知らずで、「大丈夫かい」といいながら老母が氷枕を部屋に持ってくる。
親の愛情とはすごいものだ。
しかしインフルに感染したら、その看病で息子を困らせるという発想が抜けている。
親の思いは本当にありがたいのだが、ありがた迷惑である。
隔離が実行できないなら、タミフルを飲んで早く治すしかない。
翌日は休日診療所へ行くことにした。
診療所に着くと、待合室はかなり混んでいた。
インフルの検査を受けて、結果待ちの人もいるようだ。
そうした人が診察室に呼ばれ、「出ました。A型ですね」とか「B型です」という医師の声が頻繁に聞こえる。
まさに、インフル大流行である。
ホルヘも診察室に呼ばれ、鼻の穴に検査棒を突っ込まれる。
10分ほど待つと再び呼ばれ、「出ました」といわれると思いきや、「出ませんね。風邪です」との診断。
肩透かしを喰った感じだが、これで家庭内感染の不安は去った。
ホルヘが風邪を引こうがインフルにかかろうが、世の中は何事もなく進んでいく。
24日と29日はW杯南米予選だ。
24日、第5節の注目カードは、チリ対アルゼンチン、ブラジル対ウルグアイ、ボリビア対コロンビア。
昨年のコパ・アメリカを制した南米チャンピオンのチリは、サンパイオ監督が突然の辞任。
理由は、「モチベーションが低下した」という燃え尽き症候群。
管理主義者だった彼の存在は非常に大きかっただけに、後任のピッシ監督がどこまでカバーできるか不安が大きい。
現在5位と好位置にいるが、このホームゲームを落とすとズルズル後退する可能性がある。
ブラジル対ウルグアイは南米のクラシコ。
そしてそれに華を添えるのが、長期出場停止中だったスアレスの復帰。
この試合は、予選だ順位争いだということを度外視して楽しめるだろう。
コロンビアはここまで勝ち点4の7位。
相手は8位のボリビアで、会場は標高3600メートルのラパス。
圧倒的に不利なアウェイでの一戦を落とすと、最悪9位に転落する。
次節は好調エクアドルが相手なので、連敗も十分あり得る。
6節終了時で勝ち点4の9位では、予選突破が非常に厳しくなる。
このボリビア戦は落とせない。
29日の第6節は、パラグアイ対ブラジルが注目カード。
これも南米の準クラシコで、ブラジルはウルグアイに続き難敵を相手にする。
予選は全18節の長丁場。
ホルヘとしては最後までワクワクできるよう、強豪が前半戦で取りこぼしを続けてくれることを望んでいる。