2人の同級生が歩み出す新たなステージ 土屋 雅史 2017年4月20日 土屋雅史 先月の『Taking Foot!』という番組には、僕の同い年の同級生2人に出演してもらいました。 1人は大島秀夫。1人は小林久晃。 昨シーズンでJリーガーとしての現役生活にピリオドを打ち、この春から同じタイミングでセカンドキャリアを歩み出すことになった2人です。 両者が決断した新たな道は対照的。 大島さんは現役時代に所属していた横浜F・マリノスのジュニアユース追浜でコーチとして指導に当たることになり、小林さんはファッションブランドを立ち上げるということで、今はその準備に追われているそうです。 今回の番組のテーマはまさに『セカンドキャリア』。 Jリーガーにとって必ずやってくる“第二の人生”について2人が色々な事を語ってくれました。 その中でも小林さんがおっしゃっていたこの言葉が印象に残っています。 「サッカー選手って自分のポテンシャルを持て余している気がするんですよね。 『サッカーしかやっていないから、他の仕事は無理だな』ってちょっと一線を引いちゃってて。 実際に引退して下部組織で指導している人のほとんどはサッカーが好きで。 教えたくてやっている人だと思うんですけど、ほんの一部は自分のやりたいことがわからなくて、なっている人がいると俺は思うんです。 それはもったいない気がして。東大に入るより難しいと言われているJリーガーになっている時点で、普通の人以上に高いポテンシャルがあると思うんです。 だから、勇気を出して他の所に飛び込んでいって欲しいなと」。 実は大島さんと僕は同じ群馬で高校時代を過ごしていたので、その高校時代にも何度も対戦した経験があります。 だから、大島さんって言うのも何だかおかしいので、ここからはオーシと呼びますけど(笑)、オーシもやはり19年間のプロの世界で戦ってきただけあって、色々な想いを語ってくれました。 世間的に見れば、そこまでメチャクチャ知名度がある訳ではない2人かもしれないですし、本人たちも「こんな地味な人選でいいの?」と言ってましたけど(笑)、僕はこのタイミングでこの2人の友達とこういう仕事ができたことが本当に嬉しかったですし、「自分ももっと頑張らなきゃな」と改めて思い直すことができました。 また2人とは何かの機会でご一緒したいなと思っています。 Tweet