日本平ってさすがにサッカーどころとして知られる清水のスタジアムだけあって、思わず「おおっ!」ってなるポイントがいっぱいあるんですけど、とりわけ僕が好きなのはメインスタンドにある正面玄関を入ってすぐの所なんです。
 
 
そこには過去の高校選手権や高校総体で活躍した高校のメンバーが一覧でレリーフになって飾られていて、いつもそこを通るたびに思わず立ち止まって見入っちゃいます。
先日のエスパルス×コンサドーレの取材で日本平を訪れた時にも、やっぱりいつもの所で見入っちゃってたんですけど(笑)
中でもとりわけ「おおっ!」となったのが写真のレリーフです。
 
 
昭和56年度全国高校総体。
清水東高校が史上初の連覇を達成した大会のレリーフで、とにかくメンバーが豪華!
3年生には反町康治(松本山雅FC監督)、望月達也(ヴァンフォーレ甲府コーチ)、沢入重雄(元カターレ富山GM)。
2年生に膳亀信行(元清水東監督)、梅田和男(元清水東監督)、望月哲也(翌年の選手権予選決勝で伝説のミドルを決める!)、青島秀幸(翌年の選手権決勝で衝撃のハットトリック達成!)。
そして驚くべきは、まだ入学してから半年も経っていない1年生の大榎克己という名前があること。
のちに清水三羽ガラスとして名を馳せることになる、長谷川健太と堀池巧はメンバーに入っていない訳ですから、どれだけ大榎さんが凄かったのかがよくわかります。
 
 
他にもご紹介したいレリーフがいっぱいある中で、今回は特に僕がグッと来た1枚を取り上げてみました。
ちなみに高校総体で日本一になったこの年の清水東は、選手権予選の2次予選で清水商業の前に敗退を突き付けられています。
その清水商業で予選のMVPに輝いたのは後藤義一で、ディフェンスの中心だったのが佐野達。
全国でもベスト4まで駆け上がり、国立のピッチを踏んでいます。
当時の静岡高校サッカー界は本当に凄まじかったんですねえ。