「(教えるなら)小学生は面白いよね 何考えてるか分からんし」久保 “ドラゴン” 竜彦 インタビュー後半 gol.スタッフ 2020年12月27日 PICKUP, 日本サッカー 日本サッカー界における、規格外のストライカーとして今もフットボールファンの間で語り継がれているフットボールプレーヤー久保竜彦。 現在は、サッカー少年達への指導をする傍ら、塩作りをライフワークとしている久保竜彦に人生におけるゴールなどを聞いてみた。 インタビュー、後半をお送りします。 前半はこちら ライバルは同級生 ーーー子供の頃の練習方法は? タイヤもよう蹴っとったなー。 学校にあるやん、こう(とび箱みたいな)いうので、転がってるやつがあるんよ。 かったいのもあったり色々なタイヤがあるけ丁度いい感じの 気持ちいい(のを見つけて)タイヤを蹴りよったよ。 フットベースボールが流行っていたよね、俺たちの時は。 一番飛ばしたかったけん、そういう練習しよったね。 大場啓っていうのがおって。 ーーーライバルですか? ライバル。 部落対抗のリレーがあるわけよ。それで、いつもアンカーで勝負しよった。 大場啓は中学で陸上部入って、くそ速くなってすげー強くなったけど、俺はサッカー続けて。 で、ムッチャ速くなったと思ったら、大場啓がいきなり高校でサッカーに戻ってきて。 俺が最初に出るんやって(競ってたね)。 ーーーどっちが先に出たんですか? 多分、啓が出たと思う最初。 高1で出たと思う。 なんでサッカーやってない奴が出るん? でもムッチャ走るんよ県大会でベスト4くらいのチームだったけど。 「クッソーーー」って思ったもんね、本当に。 もう背を高い方獲っとけって 3年に久藤さんというのがおって、その先輩がジュビロ(磐田)に行ったけそっからムッチャ頑張って練習しまくって、サンフレッチェに大場啓と2人で行ったんよ。 高3の夏にサテライトの練習に練習参加させてもらって。 で、全然返事ないけ、ダメなんかなーって思いよったら12月に、俺のこと獲るって、サンフレッチェに決まった。 そん時の今西さんってGMが「2人とも獲れ」って言ってたけど、(予算的に)もう枠が一人しかない。 じゃ、もう背を高い方獲っとけって。 俺、大場啓より1cm高かった。 大場啓は大塚製薬に行って、社員で働きながらプロになって今は佐賀の工場で働いている。 大塚製薬で偉くなっとる。 薪で炊いたお風呂は最高! ーーー人生におけるゴールは何ですか? 今?俺の? 俺は自分の家作って、囲炉裏と竈のある家を作るのが目標。 ばあちゃん家がそうだったよね。土間があって、風呂も薪で沸かしとったし。 いいよ むっちゃ気持ちいいよ、薪で炊いたお湯に入るのは。 違う やっぱガスと。星見ながら空見ながら酒でも飲んだら最高だよ。 ーーーサッカーでのゴールは教えることですか? 上手くなる手助けじゃないけど、うまい具合にやりたいなと思うけど。 ーーー指導するなら何歳までとか制限はありますか? (教えるなら)小学生は面白いよね、何考えてるか分からんし。 Tweet