日本サッカー界における、規格外のストライカーとして今もフットボールファンの間で語り継がれているフットボールプレーヤー久保竜彦。
現在は、サッカー少年達への指導をする傍ら、塩作りをライフワークとしている久保竜彦に人生におけるゴールなどを聞いてみた。
インタビュー、後半をお送りします。
 
前半はこちら
  
  

 

ライバルは同級生


ーーー子供の頃の練習方法は?
タイヤもよう蹴っとったなー。
学校にあるやん、こう(とび箱みたいな)いうので、転がってるやつがあるんよ。
かったいのもあったり色々なタイヤがあるけ丁度いい感じの 気持ちいい(のを見つけて)タイヤを蹴りよったよ。

 
フットベースボールが流行っていたよね、俺たちの時は。
一番飛ばしたかったけん、そういう練習しよったね。

 
大場啓っていうのがおって。
 
ーーーライバルですか?
ライバル。
部落対抗のリレーがあるわけよ。それで、いつもアンカーで勝負しよった。
大場啓は中学で陸上部入って、くそ速くなってすげー強くなったけど、俺はサッカー続けて。
で、ムッチャ速くなったと思ったら、大場啓がいきなり高校でサッカーに戻ってきて。
俺が最初に出るんやって(競ってたね)。

 
ーーーどっちが先に出たんですか?
多分、啓が出たと思う最初。
高1で出たと思う。
なんでサッカーやってない奴が出るん?
でもムッチャ走るんよ県大会でベスト4くらいのチームだったけど。
「クッソーーー」って思ったもんね、本当に。

 

 

もう背を高い方獲っとけって


3年に久藤さんというのがおって、その先輩がジュビロ(磐田)に行ったけそっからムッチャ頑張って練習しまくって、サンフレッチェに大場啓と2人で行ったんよ。
高3の夏にサテライトの練習に練習参加させてもらって。
で、全然返事ないけ、ダメなんかなーって思いよったら12月に、俺のこと獲るって、サンフレッチェに決まった。

 
そん時の今西さんってGMが「2人とも獲れ」って言ってたけど、(予算的に)もう枠が一人しかない。
じゃ、もう背を高い方獲っとけって。
俺、大場啓より1cm高かった。

 
大場啓は大塚製薬に行って、社員で働きながらプロになって今は佐賀の工場で働いている。
大塚製薬で偉くなっとる。

 

 

薪で炊いたお風呂は最高!


ーーー人生におけるゴールは何ですか?
今?俺の?
俺は自分の家作って、囲炉裏と竈のある家を作るのが目標。

 
ばあちゃん家がそうだったよね。土間があって、風呂も薪で沸かしとったし。
いいよ むっちゃ気持ちいいよ、薪で炊いたお湯に入るのは。
違う やっぱガスと。星見ながら空見ながら酒でも飲んだら最高だよ。

 
ーーーサッカーでのゴールは教えることですか?
上手くなる手助けじゃないけど、うまい具合にやりたいなと思うけど。

 
ーーー指導するなら何歳までとか制限はありますか?
(教えるなら)小学生は面白いよね、何考えてるか分からんし。