5月15日。
本来は大阪に行こうと思っていたものの緊急事態宣言の影響で取材予定の試合が延期に。
「さあ、どこに行きましょうかね」といろいろ探しているうちにある会場の名前が魅力的に浮かび上がってきます。
『東金アリーナ』
千葉県東金市。
フクダ電子アリーナの最寄り駅でもある蘇我駅からさらに外房線に30分近く揺られて辿り着く東金駅からさらに歩いて30分。
“ジャーニー”感すらあるこの会場が僕の取材場所に決まりました。
早速乗り換え案内で検索すると電車で家の最寄り駅から東金駅までが2時間20分。
うん、想定内。
それぐらいの時間が掛からないと”ジャーニー”感は出せませんからね。
そして、さらに興味深い検索結果も出てきます。
『ちばフラワーバス・シーサイドライナー』
なんと、東京駅から東金駅まで直行する高速バスが出てるんです!
そもそも電車もバスも大好き。
できるだけいろいろな交通手段を使いたいタイプとして考えたのは行きが『ちばフラワーバス』で帰りが『外房線→京葉線→都内へ』の使い分け。
車窓からの景色を想像しつつ当日を迎えた訳です。
東京駅のバス停には明らかに法事へ向かう家族連れ以外は数人がまばらに立っている程度。
車内も余裕があって快適、快適。
1時間強バスに乗って、着きましたよ。
目的地の『東金駅入口』に。
「え?どこが駅?」
降りたバス停は駅の入口のはず。
どこにも駅が見当たらないんです。
一緒に降車した、たった1人の乗客も困惑気味。
だって、駅がないんだから。
標識もなく、それらしき看板もなくかなり当てずっぽうで進んだ道の先からかすかにタクシーの遠景が。
それでもまだ不安を抱えつつ前進するとありましたよ、東金駅が。
さっきのバス停、全然入口じゃなかったじゃん!(笑)
なるほどな、と。
いや、地図検索した時に思ったんですよ。
明らかに東金駅東口側に東金アリーナはあるのに推奨ルートが東金駅西口側からスタートしてて
どういうことなんだろうって。
東口に改札がないんです。
西口だけに改札があって歩道橋を渡ると存在しているタクシープールチックな広場的スペースが東口扱いなんですね。
そりゃ、東口からはスタートできないわ(笑)
こういうのって行ってみないとわからないしこういうのがやっぱり楽しいんですよね。
乗車待ちのタクシーを横目に東口を後にして、東金アリーナを目指す
徒歩ルートを進んでいく僕。
実際に車の中からではわからない様々が徒歩の旅には潜んでいます。
こんなの、歩かなきゃ見つからなかったし。
こういう田園風景も都会の喧騒に心を忙殺されがちなアラフォーには何とも言えない癒しの効果が。
徒歩、いいですよねえ。
もちろん取材も収穫の多い日になりましたがそれに付帯する”ジャーニー”的な要素も僕にとっては凄く大事な収穫でした。
ただ、帰りの東金駅ではわざわざ跨線橋を渡って改札と逆のホームで知人と20分近く余裕で電車を待っていたらまさかの改札側のホームに乗りたい電車が来てアラフォー2人が全力ダッシュで再び跨線橋を駆け上がり、駆け降りるというプチハプニングもありましたが(笑)
それも含めて楽しい1日でした。
また行きたいなあ、東金アリーナ!