スペイン語では、名詞や人の名前の語尾を変化させ、可愛らしく言うことがある。
 
日本語の「~ちゃん」と同じようなもの。
 
お菓子のアメはカラメロだが、これがカラメリートになる。
 
まさに関西人がいうところのアメチャンだ。
 
 
 
中には、バソ(コップ)をバシート、コパ(ワイングラス)をコピータ、
 
ボトル(ボテージャ)をボテジータなどとやたらに語尾を変化させる人がいる。
 
スペイン語を学びたての頃は、「コップはバソ」と覚えるので、
 
バシートと言われるとまったく違う言葉のように思ってしまう。
 
 
 
またこの語尾の変化は、可愛らしくさせるだけでなく、大きさが小さいことを示すこともある。
 
クチャーラ(スプーン)をクチャリータにするとティースプーンで、ロパ(服)をロピータにすると子供服となる。
 
 
 
人の名前もカルロスがカリート、フアンがフアニート、ルイスはルイシート、そしてホルヘはホルヒートだ。
 
人の場合でも、「カルロスちゃん」的な意味と小ささを示す両方がある。
 
息子に父親の名前を付けることが多いので、その場合はカルロスの息子がカリートとなるのだ。
 
 
 
さあそして、gol.の兄弟ブランド?の主であるディエギートへ話は進む。
 
ディエギートは言うに及ばず、ディエゴ・アルマンド・マラドーナのディエゴから来ている。
 
ようするに、ディエゴちゃんだ。しかしこのたび、本物のディエギートが現れた。
 
 
 
マラドーナはベロニカ・オヘダという女性と付き合い、やがて彼女は妊娠。
 
その後破局を迎えたものの、2月に男児を出産した。
 
そして付けた名前がディエゴ・フェルナンド。これぞ正真正銘のディエギート。
 
 
 
ベロニカと別れた後、マラドーナは22歳のロシオ・オリバと交際開始。
 
彼女はなんとリーベルの女子選手だった。マラドーナはガチガチのボケンセ(ボカファン)だが、

愛はボカとリーベルの垣根を越えた。
 
 
 
彼らはドバイに住んでおり、まだディエギートには会っていなかった。
 
しかし先日、ついに親子の対面を果たす。
 
彼女連れでの帰国だったが、飛行機の中で一騒動起こしたり、空港では報道陣に悪態をつくなどして健在ぶりを発揮。
 
 
 
今回の帰国の目的は、ディエギートに会うことと自宅の売却。
 
ビジャ・デボトにある豪邸はマラドーナのシンボルのようなものだが、現在住んでいるのは父親と妹一家。
 
高齢の父親は階段を登れないので、近くのもっとこじんまりした家に引っ越してもらうという。
 
さすがはマラドーナだけあり、家を買い替えるというテーマが一般のニュースでも連日報道されていいた。
 

 
 
 
ホルヘ・ミム~ラ
ラテンのフットボールを愛し、現在はDieguitoアルゼンチン支局長として首都ブエノスアイレスに拠点を置き、コパリベルタドーレス、コパアメリカ、ワールドカップ予選や各国のローカルリーグを取材し世界のメディアに情報を発信する国際派フォトジャーナリスト。
取材先の南米各国では、現地のセニョリータとの密接な交流を企てては失敗を重ねているが、酒を中心としたナイトライフには造詣が深い。
ヘディングはダメ、左足では蹴れないという二重苦プレーヤーながら、美味い酒を呑むためにボールを追い回している。
女性とアルコールとフットボールの日々を送る、尊敬すべき人生の達観者。


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ラテンのフットボールを愛し、現在はgol.アルゼンチン支局長として首都ブエノスアイレスに拠点を置き、コパリベルタドーレス、コパアメリカ、ワールドカップ予選や各国のローカルリーグを取材し世界のメディアに情報を発信する国際派フォトジャーナリスト。 取材先の南米各国では、現地のセニョリータとの密接な交流を企でては失敗を重ねているが、酒を中心としたナイトライフには造詣が深い。 ヘディングはダメ。左足で蹴れないという二重苦プレーヤーながら、美味い酒を呑むためにボールを追い回している。 女性とアルコールとフットボールの日々を送る、尊敬すべき人生の達観者。

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