アルゼンチン後期リーグ終了 ホルヘ三村 2013年6月28日 ホルヘ・ミム〜ラ アルゼンチンリーグ後期は、ロサリオ市のニューウェルスが04年前期以来通算6回目の優勝を飾った。 パラグアイ代表から戻ってきたマルティーノ監督に元代表のマキシ・ロドリゲス、ヘインツェらが加わり、 19試合で40得点という破壊力を魅せつけた。 得点王もチームのストライカー、スコッコが獲得。 2位となったラヌースがアウェイで戦った第17節のエストゥディアンテス戦で、 0-1で負けていたラヌースのサポーターがハーフタイムにヒートアップ。 鎮圧のため警官隊が出動し、至近距離から発射されたゴム弾によりサポーター1名が死亡した。 このため残りの2節はゴム弾の使用が禁止され、アウェイサポーターを入れずに行われた。 今季の最も大きなニュースは、名門のインデペンディエンテの降格だ。 最終節を待たず、第18節のホームでサンロレンソに敗れて決まった。 今季の成績は12位だが、アルゼンチンリーグは3年間の平均勝ち点によるので、過去のツケを精算できなかった。 また名将ビアンチが復帰したボカも最悪のシーズンで、かろうじて最下位を逃れてのブービー。 リーグ終盤には得点源のシルバが公然と監督や役員を批判し、 チーム内はリケルメ派と反リケルメ派で真っ二つになっている。 ビアンチの続投は決まっているが、こんなチーム事情では采配どころではない。 来季も低迷すれば、2年後はボカが降格争いをしているかもしれない。 写真はシルバとビアンチ監督。 Tweet