昨日は関東からちょっとだけ離れて御殿場へ行ってきました。
こだまと東海道線を乗り継いで2時間弱。
時之栖グラウンドと、それに隣接する裾野グラウンドで開催されたのは
今回で9回目の開催となったCOPA SEIRITZです。
突然“COPA SEIRITZ”と言われても、大半の方は「??」でしょうから(笑)、
簡単に説明すると、その名の通り東京に校舎を置く
成立学園が主催している高校生のための、いわば“夏フェス”。
ただ、普通の“夏フェス”と違うのは大会に参加するのは基本的にBチームだということです。
当然高校、あるいはクラブユースの各チームには
選手の力によってAチームやBチーム(あるいはもっとたくさん)の
振り分けがなされており、なかなかBチームの選手は
実戦経験を積む機会に恵まれていないのが現状です。
そこで立ち上がったのが、成立学園の総監督を務める
元日本代表選手にして名解説者の宮内聡さん。
「トップチームをバックアップする選手(Bチーム)の強化、
育成を図る大会として発足し、トップチームの強化はさることながら、
それをバックアップする選手にも、高い目標と、
高いモチベーションを持って常日頃のトレーニングに取り組む事が、
チーム全体のモチベーションにつながり、強化につながるのではないかと考え、
COPA SEIRITZの開催を考えました」という大会理念を知ってしまったら、
行かない訳にはいかないですよね(笑)
ただ、Bチームといっても静岡に馳せ参じた顔ぶれは豪華。
先日行われたインターハイ準優勝の流通経済大柏、
選手権で全国制覇を経験している山梨学院大附属、
四日市中央工業や滝川第二を筆頭に、
前橋育英や初芝橋本の名前も。
Jクラブユース勢もエスパルス、フロンターレ、ファジアーノの3チームが
参加するなど、聞いただけでワクワクするようなチームが集結しています。
昨日は大会1日目ということで、各チーム予選リーグの2試合を消化。
私は全部で4試合(!)を取材させてもらいましたが、
やはり強豪チームに在籍しているだけあって、
今後に期待できそうな選手が各チームでプレーしていました。
当然Aチームは選手権や冬のJユースカップでも全国での躍進を目指しているため、
この日のピッチでボールを追い掛けていた選手たちも
“昇格”さえできれば次に待っているのは大舞台です。
そんなはっきりしたモチベーションを胸に
真夏のピッチを走り続ける高校生たちを見ていて、
改めて私も「もっと色々と頑張らなくては!」と
逆に新たなモチベーションをもらった気がしました。
各チームの指導者の方にお聞きしても
なかなかこういう“Bチーム”の大会というのはないとのこと。
是非この大会の浸透をキッカケに
“Bチーム”カップが各地で開催されたらいいなあと、
そんなことを思った御殿場遠征でした。
写真は大会の1コマです。