長かったJ2のシーズンもいよいよ最終節。
 
42試合にも及ぶ激闘に、一旦の終止符が打たれようとしています。
 
既にガンバ大阪、ヴィッセル神戸という
 
屈辱の降格を味わった関西の2クラブが1年でのJ1復帰を決め、
 
京都サンガも昨年に引き続いて3位での昇格プレーオフ進出が確定。
 
さらに、来年度から創設されるJ3への降格と
 
J2への昇格を懸けたJ2・JFL入れ替え戦には
 
ガイナーレ鳥取が回ることになっており、
 
残す注目は昇格プレーオフへと進出する
 
3つの枠を競い合う争いとなりました。
 
 
 
4位、V・ファーレン長崎、勝ち点56、得失点差プラス9
 
5位、ジェフユナイテッド千葉、勝ち点55、得失点差プラス19
 
6位、徳島ヴォルティス、勝ち点54、得失点差プラス4
 
7位、コンサドーレ札幌、勝ち点53、得失点差プラス11、
 
8位、松本山雅FC、勝ち点53、マイナス1。
 
以上の5クラブが6位以内を目指して
 
日曜日に行われる最終決戦に挑みます。
 
 
 
今シーズン、初めてJ2へ参入したにも関わらず、
 
8節以降は常にプレーオフ進出圏内をキープし続け、
 
とうとうここまで走り切った長崎。
 
高木琢也監督の下、ハードワークに裏打ちされた
 
“イケイケサッカー”で史上初の快挙を狙います。
 
 
 
無念のJ2降格から早3年。
 
毎年昇格候補に名前が上がりながらも
 
そのチャンスを逃し続け、
 
昨年はプレーオフ決勝で敗退した千葉。
 
陣容を見ても今年は色々な意味でラストチャンスかもしれません。
 
 
 
シーズン序盤は3バックが機能せず、
 
混乱の中で結果が付いて来なかった徳島。
 
それでも22節から怒涛の6連勝を飾ると、
 
終盤はもたつきながらも6位を死守。
 
2年前は最終節で昇格を逃した悔しさを今年にぶつけます。
 
 
 
久々のJ1は茨の道。
 
ほとんど勝利の味を知ることなく、
 
1年でJ2への逆戻りを強いられた札幌。
 
それでも下部組織出身の若手が逞しさを増し、
 
愛するクラブのために1年でのトップディビション復帰を狙います。
 
 
 
アウェイとして訪れたチームは
 
サポーターどころか選手までもが魅了される
 
情熱のホーム・アルウィンを有する松本。
 
智将・反町康治監督体制2年目の今シーズンは
 
最終節まで夢を実現させる可能性を残してきました。
 
 
 
泣いても笑っても
 
レギュラーシーズンはこれが最後の1試合。
 
日本一残酷とも称されるプレーオフを経て、
 
12月8日の国立競技場で
 
歓喜の美酒に酔いしれるのは果たして。
 
 
246nagasaki
 
写真は港町・長崎の風景(試合会場は諫早ですが…)