実はこの間の日曜日、岐阜に行ってきました。
もちろん観光ではありませんよ(笑)
監督に日本サッカー界にとってもレジェンド的存在のラモス瑠偉氏を招聘し、
川口能活や三都主アレサンドロといったW杯経験者も加入するなど、
今やJリーグ屈指の注目クラブと言っていい
FC岐阜の“今”をその目で確かめるためです。
聞く所によると開幕戦には100人以上のメディアが集い、
ホームである岐阜メモリアルセンター長良川競技場に
詰め掛けた観衆の数は実に11,069人。
試合も難波宏明、ナザリト、高地系治という
3人の新加入選手がゴールを奪い、3-1で勝利を収め、
スタジアムは熱狂に包まれたとのことでした。
実際に開幕2試合目を見て間違いなく言えることは、
「岐阜、盛り上がってます!」ということ。
開幕戦には及ばなかったものの、
それでも7,879人という観衆の数字は十分すぎる数字。
メディアの数もJ2の試合とは思えないほどで、
改めて“グイグイ来てる感”を実感させられました。
実はFC岐阜には個人的に親しくさせて頂いている選手がいます。
木谷公亮、35歳。
昨シーズン中盤からチームに加入すると、
すぐさまディフェンスリーダーの地位を確立。
なかなか勝ち点を伸ばせないチームの中で奮闘し、
J2残留へ大きく貢献した選手という認識には
サポーターの方も異論はないと思います。
そんな彼に試合後、現在のチームを取り巻く環境を聞いてみると、
「FC岐阜というチームが注目してもらえるのは嬉しいですけど」と前置きしながら、
「それによってプレッシャーがどうというのは個人的に全然ないし、
本当に注目されるのは数人くらいなので、
やれることをしっかりとやれればいいかなと思います」と余裕の笑顔。
「でも、これが続くと大変じゃないですか?」と聞いても、
「能活さんとかアレックスは注目浴びてますけど、僕は別に(笑)
だから大して気にならないですよ」と話してくれました。
その言葉を耳にして私は
「ああ、このチームは大丈夫だな」と。
勝てない時期の長かったチームにとって、待望の開幕連勝。
周囲の雰囲気にも一気に変化が訪れる中でも、
こういうベテランが、こういう捉え方をしているのであれば
きっとチームは正しい方向に導かれていくことでしょう。
FC岐阜の35番を背負う、35歳のベテランCBに、
是非今後注目してみて下さい!
写真は岐阜のシンボル・岐阜城です。