禁酒月間のラマダンが終了した。
 
その結果、215あったγ-GTP(70以下が標準)は88まで下がったが、
 
尿酸値は8から8.5に増えてしまった。
 
毎日お酢を飲み続け、野菜も意識して大量に摂取していたのに、これは一体どうしたことだろう。
 
医者からは尿酸値を下げる薬を処方するといわれたが、それを拒否。
 
ホルヘの性格からして、痛みなどの自覚症状がないのに服用を続けることはできないと思う。
 
さらに9か月アルゼンチンにいるのだから、薬の補給もままならない。
 
しかし痛風は怖いので、その薬だけを出してもらった。
 
発作が起きた場合の鎮痛剤と、痛風予防薬だ。
 
予防薬というのは、「痛風が起きそうだ」と感じたときに飲むそうだが、
 
ちゃんとした痛風を経験していないホルヘはその感じがどんなものかわからず、
 
役に立たないかもしれない。
 
 
 
メガネの生産地である鯖江の名前は、海外でも知られている。
 
というか、海外でのほうが有名かもしれない。
 
ともかく、「鯖江のメガネは素晴らしい」ということになっている。
 
そこで、アルゼンチンの知り合いから、「鯖江のメガネを買ってきてくれ」と頼まれた。
 
店で「鯖江のメガネありますか」と訊くと、「国産のものは鯖江製です」とのこと。
 
MADE IN SABAEとは書いていないが、MADE IN JAPANの99%以上が鯖江で作られているそうだ。
 
しかし、欲しいのはフレームだけなのに、大手チェーン店ではレンズとセットで売っている。
 
3万円と書いてあれば、フレームだけでもその値段なのだ。
 
セットで買えばお得感があるものの、フレームだけでは非常に損をした気分になる。
 
ところが、犬も歩けば棒に当たるで、フレームだけの購入なら表示価格より安くなるところを5店目で発見した。
 
 
 
そこで無事に依頼品を調達したが、ついでに自分のメガネも買うことにした。
 
他にもメガネは持っているので、今回はスポーティーなものを選び、
 
レンズも紫外線で色がつくものにした。
 
そして、ラマダン明けのマラソン大会にそれを着けて参加。
 
フレームを選んでいるときはレンズが無色だったのでわからなかったが、
 
このデザインで色眼鏡となると、かなり怪しげだ。
 
そこにやや長髪のパーマヘアが加わると、その胡散臭さは佐村河内といったところだった。
 
 
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About The Author

ラテンのフットボールを愛し、現在はgol.アルゼンチン支局長として首都ブエノスアイレスに拠点を置き、コパリベルタドーレス、コパアメリカ、ワールドカップ予選や各国のローカルリーグを取材し世界のメディアに情報を発信する国際派フォトジャーナリスト。 取材先の南米各国では、現地のセニョリータとの密接な交流を企でては失敗を重ねているが、酒を中心としたナイトライフには造詣が深い。 ヘディングはダメ。左足で蹴れないという二重苦プレーヤーながら、美味い酒を呑むためにボールを追い回している。 女性とアルコールとフットボールの日々を送る、尊敬すべき人生の達観者。

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