4月7日から9日まで、アルベルト・ザッケローニ監督率いる
 
日本代表の国内最終合宿が行われました。
 
ワールドカップメンバー発表を1ヵ月後に控え、今まで招集されていたメンバーに
 
7人の初招集組を加えた計23人が最後のアピールとなる
 
サバイバルトレーニングに臨んだ訳です。
 
 
 
その中には私がここ2年間くらい代表入りを熱望していた選手がいました。
 
石原直樹、サンフレッチェ広島所属、29歳。
 
昨シーズンのJ1最終節でチームに連覇をもたらす2ゴールを挙げた男であり、
 
広島という強豪の中でもシャドープレーヤーとして
 
レギュラーの座を不動のものにしている男。
 
今回は川崎でゴールを量産していた小林悠の合宿参加辞退という状況を受け、
 
追加招集での合流となりました。
 
 
 
元々、プロキャリアをスタートさせた湘南時代から将来を嘱望され、
 
レギュラーへと定着した2006年にJ2で9ゴールをマークすると、
 
2007年には12ゴール、2008年には18ゴールと着実にステップアップを果たし、
 
翌2009年にJ1の大宮へと移籍。
 
その大宮時代はコンスタントにゴールを重ねていたものの、
 
徐々にスーパーサブとしての役割を担うようになり、ゴール数自体は減少傾向に。
 
そして2012年に広島へと新天地を求めると、
 
すぐさま独特のサッカーに適応し、リーグ制覇に大きく貢献。
 
昨シーズンも前述した最終節でのドッピエッタを含む10ゴールを奪い、
 
自身J1で初の二桁ゴールを記録。
 
今シーズンも開幕から好調をキープする中で満を持しての代表入りを果たしたのです。
 
 
 
石原が有する最大の魅力はその驚異的な身体能力。
 
打点の高いヘディングと当たり負けない体の強さは、
 
身長173センチ、体重62キロというサイズから想像もできないくらい突出した特徴。
 
加えて献身的なチェイシングによる守備への貢献度も非常に高く、
 
トータルで考えても代表へと招集されるにふさわしい選手だと私は常々思っていました。
 
 
 
個人的には私と地元が一緒だというのも彼を推している大きな理由の1つです(笑)
 
出身は群馬県高崎市。
 
群馬と言えば前橋育英か前橋商業という2大勢力に加え、近年では桐生第一も台頭している中、
 
石原の出身高校は高崎経済大付属高校。
 
過去にJリーガーを3人輩出しているとはいえ、全国的に見ても無名校出身という点も
 
頑張って欲しいなあと思わせる部分です。
 
 
 
ブラジルへの地へと降り立つことを許される23枚の切符は
 
現状でそのほとんどがリザーブ済みだとは思いますが、
 
それでも期待したくなってしまう石原の代表滑り込み。
 
果たして奇跡は起きるのか?
 
1ヵ月後の発表が非常に楽しみです。
 
 
shikishima0623
 
写真は石原も目指したであろう、群馬高校サッカーの聖地・敷島です。