ラヌース来日? ホルヘ三村 2014年4月25日 アルゼンチン, ホルヘ・ミム〜ラ, 日本サッカー 久しぶりにアルセナルのスタジアムへ行ってきた。 このクラブは創立57年とアルゼンチンでは若い部類だが、 2002年に1部に昇格してからはリーグ戦、カップ戦、コパ・スダメリカーナを1回ずつ制している。 南米のクラブ選手権は上半期のコパ・リベルタドーレスと下半期のコパ・スダメリカーナがあり、 アルセナルは07年にコパ・スダメリカーナ王者に輝いた。 そして08年から、前年の同大会覇者とナビスコ杯の優勝チームがスルガバンクカップで戦うことになった。 ホルヘは第1回スルガバンクカップのプログラム作成に携わったので、 その頃はよくこのスタジアムを訪れていた。 今回久々に行ったのは、やはりスルガバンクカップに関係してのこと。 もっとも対象はアルセナルでなく、対戦相手のラヌース。 ブエノスアイレス市郊外の中規模クラブであるラヌースが、 昨年のコパ・スダメリカーナの覇者となり、8月に柏と戦うことになっている。 ラヌースの監督はギジェルモ・バロスケロット。 双子のグスタボがコーチを務めている。 実はこのギジェルモ、日本と少なからず縁がある。 ボカに在籍していたときは、高原と2トップを組んでいたのだ。 1993年はアルゼンチンサッカー協会100周年だったため、それを記念する特別な大会が行われた。 それを制したのは、リーグ戦では優勝経験のないヒムナシア・ラプラタ。 このチームにギジェルモとグスタボがいた。 93年はJリーグ開幕の年。 翌94年のプレシーズンに、「1年目対100年目」と銘打って、Jリーグ初代王者のヴェルディ川崎と ヒムナシアがサンワバンクカップで対戦した。 試合は2-2からPK戦でヴェルディが勝ったが、ギジェルモは後半に1得点挙げたと思う。 今回柏に勝てば20年振りにリベンジを果たすことになるが、実はラヌースが日本へ行けるかどうかまだ分からない。 今年のコパ・リベルタドーレスはW杯のため日程が延び、決勝戦は8月6日と13日。 そして、スルガバンクカップも8月6日と重なっている。 ラヌースはベスト16に進出し、すでに第1レグに勝っている。 決勝まで行く可能性は否定できない。 両大会とも日程を変更できなければ、コパ・スダメリカーナ準優勝のポンチプレッタを代役にするかもしれないのだ。 Tweet