そうだ、堺に行こう! 土屋 雅史 2014年5月13日 土屋雅史, 日本サッカー 土曜日に神戸と甲府の一戦をノエスタで中継した流れを受けて、 日曜日はJ-GREEN堺に行ってきました。 正式名称は堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター。 天然芝5面、人工芝8面、人工芝フットサルフィールド8面という 日本最大級のサッカー施設であるこの会場で行われていたのは、 インターハイの大阪2次予選2回戦。 言い方を変えるとベスト32でもあるこの日は、 人工芝4面を使って各コートとも9時半から4試合開催。 つまり、この会場にいれば大阪の高校年代における トップ32のすべてが網羅できるという訳なんです(笑) 当初の私は天然芝のメインフィールドで14時半と17時から開催される 関西学生リーグの2試合を取材するのが目的でした。 ただ、仲良くしてもらっている関西在住のサッカーライターさんに J-GREEN堺に行く旨を伝えると、 「取材は高校ですか?大学ですか?」という話に。 「高校ってなんですか?」「ああ、実は…」という流れで 初めてインターハイ予選があることを知ったのですが、 それを知っちゃったら行かない訳にはいかないですよね。 新大阪駅近くに取っていたホテルをキャンセルして、 急遽前日に堺駅周辺のホテルを再予約。 9時半からの参戦と相成りました(笑) 結果、9時半と11時10分キックオフの2試合を取材することに。 1試合目は今シーズンのプリンス関西でここまで全勝と 首位を快勝している阪南大学高の試合をチェック。 今年の大阪大本命と評されている実力の一端を垣間見ることができました。 そして、2試合目はここ2年で4人のJリーガーを輩出するなど、 その育成的な要素も注目を集めている興国の試合を見たのですが、このチョイスが大正解! 対戦相手の槻の木も非常に好チームで、前半20分までに興国が3点をリードする展開から、 終盤には槻の木が1点差まで追い上げる大接戦に。 最後は興国が逃げ切ったんですけど、非常にスリリングでレベルの高い試合が ベスト32というステージで繰り広げられていました。 その興国を率いる内野智章監督にお話を伺うと、 今の大阪はどこが勝ってもおかしくない混戦ではあるものの、 どこが全国に出てもベスト8に入るくらいの実力はあるとのこと。 ジュニアユース年代に強いチームが揃っており、府外に有力選手が流出している中でも、 各校が十分なタレントを有しているそうで、「大阪を勝ち抜くのが一番大変」という状況なのだそうです。 大阪の高校年代をチェックする機会なんてそうそうあることじゃないので、 この試合の存在を教えて下さったライターさんに感謝しつつ、本来の取材対象だった関西学生リーグの試合は 1試合で離脱することになってしまいました… とはいえ、非常に有意義な大阪取材になったのは言うまでもありません(笑) 写真は、J-GREEN堺の人工芝S10グラウンドです。 Tweet