コロンビア対ヨルダン ホルヘ三村 2014年6月13日 コロンビア, ホルヘ・ミム〜ラ 6月6日に行われたコロンビア対ヨルダンは3-0でコロンビアの勝利。 仮想日本として選ばれたヨルダンは、終始守勢を強いられた。 前半だけでCKは7回。 そこからゴールは生まれなかったが、空中戦はほとんどコロンビアが制し、惜しいシュートが3本あった。 セットプレーからのジェペスらのヘッドは要注意だ。 ヨルダンがゴール前を固めていたためなかなか得点にならず、先制点は40分。 これも注目の右SBスニガとMFグアリンが右サイドを崩し、そこからハンドによるPKを得てグティエレスが決めた。 そして後半はクアドラードが中央突破からGKをかわしシュート。 DFがこのボールを手で止めたためまたもPKになったものの、見事なゴールだった。 そして3点目はグアリンのミドルがさく裂した。 この日はゲームが一方的だったためあまり目立たなかったが、ホルヘが注目するのはイバルボ。 攻撃的MFかFWを務める選手で、先のセネガル戦では1アシストの他にも再三チャンスを作った。 とにかく、縦に速いのだ。カウンターの際に特にその能力が発揮される。 守りで引いたときにボールを受けると、そこから一気に快速ドリブル。 相手を振り切り50~60メートル突進し、シュートやクロスに持ち込む。 カウンターで彼にボールが渡ったときは、反則してでも止めるべきだ。 ヨルダン戦の試合前、ピッチで懐かしい人に会った。 コロンビアサッカー協会のベドージャ会長だ。 20年前に知り合い、最後に会ったのは、まだ彼が会長ではなかった6年前のこと。 先月コロンビアへ行ったときにインタビューしようと思っていたが、果たせなかった。 昔話で懐かしんだ後、「日本代表をどう思う」と訊くと、「かなり手ごわいと思う」との答え。 「でもFIFAランキングは46位だよ」に対しては、「あれは地域差が影響するから」と、 アジアの国だから実力より低く評価されているとの解釈を示し、「接戦になるだろう」と予想した。 この言葉がリップサービスでなく、正しい予想であって欲しいものだ。 Tweet