今回はコロンビアガイドの2回目。
 
前回は民間の路線バスについて説明したが、これとは別にボディに
 
SITPと書かれた国営の路線バスもある。
 
こちらは民間のそれと違いちゃんと屋根付きの停留所があり、そこ以外では乗り降りできない。
 
そして運賃の支払いはSUICAのようなカードのみとなっている。
 
ホルヘは民間バスの運転手が行う、運転しながら釣銭を数えて渡すという職人技が好きなので、
 
国営バスには乗ったことがない。
 
したがって、カードの入手方法もわからない。
 
 
 
SITPとはSISTEMA TRANSPORTE PBULICOの略で、国営の公共交通のこと。
 
そして、トランスミレニオという素晴らしい交通網も運営している。
 
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これも車両はバスなのだが、システムは鉄道とほぼ一緒。
 
大通りの中央に専用レーンと停留所がある。いや、停留所というより駅だ。
 
その駅に、ひっきりなしに大型バスを2連結、3連結したトランスミレニオがやってくる。
 
さまざまな路線があり、それを乗り継いで目的地まで行くことができる。
 
しかも、何度乗り換えても運賃は同じ。
 
ラッシュ時は少し高くなるが、普段は1700ペソ(約85円)で乗り放題。
 
 
 
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駅の切符売り場で支払い、自動改札機を通ってホームに入る。
 
このホームは、駅によっては200メートルくらいあり、それぞれの路線が決まった場所に停まる。
 
しかし駅の表示があまり親切でないので、自分が乗るバスがどこに停まるか分かりにくいことがある。
 
 
 
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ボゴタのスタジアム、エル・カンピンにもこれで行ける。
 
このスタジアムはコロンビアを代表するミジョナリオスとサンタフェのホームでもあり、
 
サッカーの聖地といったところ。
 
ところが、W杯予選をここで行うと敗退するというジンクスがある。
 
今回も、北部のバランキージャで行い予選突破を果たした。
 
 
 
バランキージャは港町で、飛行機が普及する以前はコロンビアの玄関だった。
 
代表もここで数多くの試合を行い、街は「代表の家」とも呼ばれている。
 
しかし、やはり重要な試合は首都で開催したい。
 
そこでエル・カンピンを会場にすると、予選落ちしてしまうのだ。
 
 
 
ホルヘも何度かバランキージャに行ったことはあるが、とにかく暑い。
 
フランス大会の予選では、こんな灼熱の地で午後3時のキックオフだった。
 
写真を撮っていて頭がクラクラしたほどで、対戦相手のウルグアイもヘロヘロになっていた。
 
ボゴタも標高2600メートルという高地が地の利となるが、
 
それよりもバランキージャの暑さの方が勝っているのだろう。