アルゼンチンリーグでは、レセルバ(2軍)の公式戦を前座試合として行うことが多い。
 
雨などでグラウンドコンディションが悪い場合は後日に延期するので、
 
ピッチを荒らしてメインの試合に支障をきたすことはほとんどない。
 
後半になるとスタンドはかなり埋まってきて、観客もそれなりに声援を送る。
 
1軍と同じスタジアム、そして同じような環境でプレーすることで、2軍の選手は度胸を付けて育っていく。
 
これは、なかなかいいシステムだと思う。
 
ちなみに、レセルバの正GKが、直後に行われる1軍のサブGKとしてベンチに入ることもある。
 
 
 
ブラジルでは女性レフリーが1部リーグにいるらしいが、アルゼンチンにはいない。
 
そのかわりといっては何だが、レセルバの試合では女性の副審が多い。
 
中には、結構綺麗な人もいる。
 
先日、レセルバの副審がやけに色っぽいような気がした。
 
よく見ると、ショートパンツでなくミニスカートをはいている。
 
タイトなフォルムで、走ってもヒラヒラすることはなく、パッと目にはスカートと分かりにくい。
 
しかし、やはりスカートとパンツは違う。
 
脚の露出度は同じでも、断然、スカートの方が色っぽい。
 
 
 
DSC_0006
 
副審は二人とも女性で、共にスカートだ。しかし、同じものではない。
 
1人はただの真っ黒。テニスのスコートなのかもしれない。
 
もう1人のものは、下の縁に白いラインがあり、ATHIXというマークが入っている。
 
これはアルゼンチンのサッカーウェアメーカーで、審判ウェアも手掛けているところ。
 
どうやら、女性審判用のスカートを、商品として製造しているようだ。
 
さすが、ファッションの国として名をはせたアルゼンチンだ。
 
 
 
以前は線審といっていたものを副審と改めたのは、FIFAが英語での名称を
 
ラインズマンからアシスタント・レフリーに変更したため。
 
女性の進出が増えたことを踏まえ、ラインズマンという男性に限定される名称を避け、男女共に適用できる言葉にした。
 
非紳士的行為と言っていたイエローカードの対象となる行為を、反スポーツ的行為と変えたのも同じこと。
 
すべて、男女差をなくそうという精神から来たものだ。
 
 
 
女性審判にスカートというのは、この流れに逆行しているように思える。
 
しかし、色っぽいからよしとしよう。


About The Author

ラテンのフットボールを愛し、現在はgol.アルゼンチン支局長として首都ブエノスアイレスに拠点を置き、コパリベルタドーレス、コパアメリカ、ワールドカップ予選や各国のローカルリーグを取材し世界のメディアに情報を発信する国際派フォトジャーナリスト。 取材先の南米各国では、現地のセニョリータとの密接な交流を企でては失敗を重ねているが、酒を中心としたナイトライフには造詣が深い。 ヘディングはダメ。左足で蹴れないという二重苦プレーヤーながら、美味い酒を呑むためにボールを追い回している。 女性とアルコールとフットボールの日々を送る、尊敬すべき人生の達観者。

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