南米でも6日と11日にW杯予選が行われた。
メッシが故障中のアルゼンチンは、前節のベネズエラ戦に続き第9節のペルー戦も引き分け。さらに第10節はホームでパラグアイに0-1で敗れた。
順位はプレーオフ圏の5位で、6位のパラグアイとは勝ち点1差。
ブラジルは共に下位のボリビアとベネズエラに楽勝して首位に浮上。次節ではこの両者がぶつかる。
ホームのブラジルが勝ち、パラグアイとチリが勝てばアルゼンチンは7位に転落。そうなると、非常に面白くなる。
ホルヘはアルゼンチンに住んでいるからといって、別にアルゼンチンを応援しているわけではない。
強豪がすんなり勝つのは面白くないので、最後までどこが出場権を得るのかわからない展開になることを望んでいる。
 
 
南米予選は前回まで、一つの節を2日間に分けて行っていた。
たとえば、火曜日にエクアドル対ペルー、パラグアイ対チリ、ベネズエラ対アルゼンチン、そして水曜日がウルグアイ対ボリビア、コロンビア対ブラジルといった具合。
試合時間は異なっているので、全試合をテレビ観戦することができた。しかし今回は1日5試合。
そのため試合時間が重なってしまい、生ですべてを観ることができなくなってしまった。
 
 
それはさておき、ついに新500ペソ札を入手した。
7月頃に発行されたのだがあまり市場に出回っていないようで、なかなかお目にかかれなかった。
以前も書いたがアルゼンチンで最も高額な紙幣は100ペソ札だった。
2001年までは1ドル=1ペソの固定相場だったので、100ペソ札は100ドルと同じ。
売店やタクシーでは、これで支払おうとしても釣銭がないことが多かった。
しかしペソはその後急落し、今や1ドルが約15ペソ。レート換算では1ペソが約7円だが、タバコが40~45ペソ、牛乳1リットルパックが25ペソ、ランチのマックコンボが49ペソなので、実質の価値は約10円。
つまり100ペソが1000円に相当する。
 
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最高額の紙幣が1000円札ということを想像してもらいたい。
大家さんに家賃7万5千円を払うには75枚の千円札を数えなければならないのだ。不便この上ない。
ある程度の額を現金取引している会社では、10枚ずつまとめたものでやりとりしているらしい。
闇の博打場では、1万円札を10枚まとめたものをズクと呼びそれを勝負に張っているそうだが、それと同じだ。
 
 
カード主義の人はともかく、普通の大人は2~3万円は財布に入れているのではないだろうか。
3万円に相当するのは3000ペソ。10ペソ札が30枚。
さらに高額紙幣はないのに低額紙幣が2ペソ札、5ペソ札、10ペソ札、20ペソ札、50ペソ札とあるので、100ペソ札で買い物をしてお釣りをもらうと、さらに札が増える。
かくして、財布はいつもパンパンになってしまう。
 
 
そうした不便を解消するつもりで発行された500ペソ札は、現地でジャガレテーと呼ばれるジャガーが描かれている。
歴史上の人物の肖像でないだけでも珍しいのに、ジャガレテーが縦に描かれるという斬新なデザイン。
今後、年内に200ペソ札、来年には1000ペソ札も発行されるそうで、今からデザインが楽しみだ。


About The Author

ホルヘ三村

ラテンのフットボールを愛し、現在はgol.アルゼンチン支局長として首都ブエノスアイレスに拠点を置き、コパリベルタドーレス、コパアメリカ、ワールドカップ予選や各国のローカルリーグを取材し世界のメディアに情報を発信する国際派フォトジャーナリスト。 取材先の南米各国では、現地のセニョリータとの密接な交流を企でては失敗を重ねているが、酒を中心としたナイトライフには造詣が深い。 ヘディングはダメ。左足で蹴れないという二重苦プレーヤーながら、美味い酒を呑むためにボールを追い回している。 女性とアルコールとフットボールの日々を送る、尊敬すべき人生の達観者。

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