ブエノスの自然公園 ホルヘ三村 2016年10月27日 アルゼンチン, ホルヘ・ミム〜ラ 先日、初めて、レセルバ・エコロヒカ・コスタネーラ・スールという自然公園に行ってきた。 これは、ブエノスアイレス市中心部のすぐ近くにある。 セントロからだと、目抜き通りのヌエベ・デ・フリオ大通りを背に東へ真っ直ぐ行った突き当りだ。 ヌエベ・デ・フリオ大通りから約1キロメートル歩くと、運河のようなものにぶつかる。これはラプラタ河から水を引いた旧ドック跡。 ドック沿いの古い建物はリニューアルされて高級レストランなどが軒を連ね、ブエノスのウォーターフロントとして賑わっている。 この地区はプエルト・マデーロといい、近年は高層マンションの建設も盛んだ。 自然公園はこの先。 プエルト・マデーロとラプラタ河の間にある。ドックからは約500メートルだ。 とにかく東へ東へ真っ直ぐ行けばたどり着くのだが、公園の入口はビアモンテ門とブラジル門の2か所しかない。 したがってセントロからだと、まずビアモンテ通りを探し、そこを下っていくのがいいだろう。 ちなみにアルゼンチンサッカー協会は、ビアモンテ通りの1300番台にある。 ホルヘの家からはブラジル門のほうが近い。 しかし初めて行ったので、門が二つしかないとは知らなかった。 そのため中途半端なところに出てしまい、公園沿いに戻ってこなければならかった。 しかしその道筋で、メッシの銅像を発見。 その通りには、アルゼンチンの有名スポーツ選手の銅像が多数建っていた。 当然、マラドーナやケンペスもあるはず。今度、探してみよう。 公園は二つの池と荒地からなっていて、周囲は約8キロメートル。 砂利道が整備されており、来園者はそこを歩く。自然部分はほとんど手つかず。 道の両側には木が茂り、池が見にくい。 その池も水は僅かで、葦やススキで埋め尽くされている。 小鳥やカエルの声は聞こえるものの、姿はめったに見えない。 景色の変化はないし動物は見れないしで、はっきりいって期待外れ。 しかし、木々に覆われた道が急に開け、ラプラタ河が現れた瞬間は不思議な感動があった。 いずれにせよ、このような手つかずの広大な自然が都心にあるのは、素晴らしいことだと思う。 Tweet