6月6日に行われたコロンビア対ヨルダンは3-0でコロンビアの勝利。
 
仮想日本として選ばれたヨルダンは、終始守勢を強いられた。
 
前半だけでCKは7回。
 
そこからゴールは生まれなかったが、空中戦はほとんどコロンビアが制し、惜しいシュートが3本あった。
 
セットプレーからのジェペスらのヘッドは要注意だ。
 
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ヨルダンがゴール前を固めていたためなかなか得点にならず、先制点は40分。
 
これも注目の右SBスニガとMFグアリンが右サイドを崩し、そこからハンドによるPKを得てグティエレスが決めた。
 
そして後半はクアドラードが中央突破からGKをかわしシュート。
 
DFがこのボールを手で止めたためまたもPKになったものの、見事なゴールだった。
 
そして3点目はグアリンのミドルがさく裂した。
 
 
 
この日はゲームが一方的だったためあまり目立たなかったが、ホルヘが注目するのはイバルボ。
 
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攻撃的MFかFWを務める選手で、先のセネガル戦では1アシストの他にも再三チャンスを作った。
 
とにかく、縦に速いのだ。カウンターの際に特にその能力が発揮される。
 
守りで引いたときにボールを受けると、そこから一気に快速ドリブル。
 
相手を振り切り50~60メートル突進し、シュートやクロスに持ち込む。
 
カウンターで彼にボールが渡ったときは、反則してでも止めるべきだ。
 
 
 
ヨルダン戦の試合前、ピッチで懐かしい人に会った。
 
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コロンビアサッカー協会のベドージャ会長だ。
 
20年前に知り合い、最後に会ったのは、まだ彼が会長ではなかった6年前のこと。
 
先月コロンビアへ行ったときにインタビューしようと思っていたが、果たせなかった。
 
 
 
昔話で懐かしんだ後、「日本代表をどう思う」と訊くと、「かなり手ごわいと思う」との答え。
 
「でもFIFAランキングは46位だよ」に対しては、「あれは地域差が影響するから」と、
 
アジアの国だから実力より低く評価されているとの解釈を示し、「接戦になるだろう」と予想した。
 
この言葉がリップサービスでなく、正しい予想であって欲しいものだ。


About The Author

ラテンのフットボールを愛し、現在はgol.アルゼンチン支局長として首都ブエノスアイレスに拠点を置き、コパリベルタドーレス、コパアメリカ、ワールドカップ予選や各国のローカルリーグを取材し世界のメディアに情報を発信する国際派フォトジャーナリスト。 取材先の南米各国では、現地のセニョリータとの密接な交流を企でては失敗を重ねているが、酒を中心としたナイトライフには造詣が深い。 ヘディングはダメ。左足で蹴れないという二重苦プレーヤーながら、美味い酒を呑むためにボールを追い回している。 女性とアルコールとフットボールの日々を送る、尊敬すべき人生の達観者。

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