90分間のその先へ。J1へと続く険しき細道

いよいよ今シーズンのJ2も次節が最終節。   3月から42試合を重ねてきた激闘にも一旦の終止符が打たれます。       既に湘南の昇格と優勝が決定し、Jリーグ参入3年目の松本も昇格。   一方で順位表の下へ目を移してみると、2009年から6シーズンを   J2で過ごしてきた富山が最下位でJ3へ降格。   今シーズンからJ2を戦う讃岐が   J3との入れ替え戦へと進出することも決まっていま...

平塚と市原と福岡と。蘇る「EZ DO DANCE」

先週土曜日、松本山雅FCのJ1昇格が内定しました。   私もレベルファイブスタジアムに赴き、   目の前で昇格の瞬間を体験する機会に恵まれたのですが、   Jリーグ参入3年目で早くもJ1へ手が届くという偉業の凄さを   改めて実感させてもらいました。       私が初めて松本山雅のゲームを見たのは2008年の天皇杯3回戦。   会場は平塚競技場で、対戦相手は湘南ベルマーレ。   当時...

尊敬する2人の“先輩”

ありがたいことに10年以上サッカーの仕事をしていると、   色々な人の縁ができていきます。   10月は私が尊敬して止まない2人の“先輩”と   サッカー談義をする機会に恵まれました。       1人は柴田峡さん。もはやJ1昇格がカウントダウンに入った   松本山雅FCでコーチを務める熱血漢。   以前、試合中にスローインをなかなか始めようとしない   相手選手にボールを押し付け、退...

アディショナルタイムの悲喜。それでもフットボールは続く

この時期になると日本のサッカーカレンダーは   どのカテゴリーも年末に向けてシーズンの終了が近付きつつあり、   1試合1試合の重要度が今までにも増して高くなっています。   特に高校サッカーは各地区予選もここから大詰めに。   3年生は高校生活のすべてを懸けて“センシュケン”に臨んでおり、   取材する側も胸が苦しくなるようなゲームが続いている中、   先週末は東京予選の準々決勝を取材に行っ...

スタジアムからスタジアムへ、幸運な出会いの連鎖

J SPORTSのJリーグ中継は東京を起点にして、全国中の各会場へ出演者、スタッフで移動していきます。   中継はJ1のみをお届けしているので、今シーズンで言えば、北は仙台から南は鳥栖まで、   新幹線や飛行機で毎週末に移動を繰り返し、皆さんへ中継を送り届けているわけです。       実はもう今シーズン、J1全18クラブのホームスタジアムは制覇しちゃいました!   開幕戦でベストアメニティスタジ...

ルドゴレツを観たかった夜の話

実は今シーズンからUEFAチャンピオンズリーグの   J SPORTS放送分限定サブ担当を拝命しています。   あくまで“サブ”担当という立場なので、やることは特にありません。   細かい資料作成はスタッフがやっていますし、中継自体のディレクターは別にいるので   あえて言えば出演者の方々とオシャベリするのが主な内容です(笑)   とはいえ、それが僕らの仕事の中では結構大事な部分だったりするのです...

アギーレジャパンに推薦したい4人の若武者

いよいよアギーレジャパンが始動しましたね。   ウルグアイには0-2で敗れ、ベネズエラとは2-2でドローと   芳しい結果は出ませんでしたが、   何はともあれ新たな一歩を踏み出しました。       今回のメンバーを見ると、5人の初招集を含めてワールドカップ非出場組が   実に過半数を占め、フレッシュな顔触れに。   サガン鳥栖の坂井達弥やサンフレッチェ広島の皆川佑介など、   いわ...

全国を揺るがす躍進。“アカデミー”の初体験(後編)

今回は前回の続編を。   日本クラブユース選手権、通称“クラ選”へ   チームの創立以来、初めて出場することになった「JFAアカデミー福島」。   そんな彼らは東海地区予選を突破して全国大会へと勝ち上がると、   並み居る強豪を相次いで退け、灼熱の群馬ラウンドを見事に通過。   三ツ沢陸上競技場で行われるベスト4へと駒を進めたのですが、   その群馬ラウンドの最終戦となるベスト8で   初...

全国を揺るがす躍進。“アカデミー”の初体験(前編)

今回も引き続き、日本クラブユース選手権、通称“クラ選”のお話を。   この夏の大会は今までの24チームから32チームに出場チーム数が拡大されており、   各地域の出場枠も軒並み拡大されている中で、   東海地域から初出場のチームが参戦していました。   彼らの名前は「JFAアカデミー福島」。   意外なことに予選自体にも初参戦となった今大会で、   プレミアWESTでも優勝争いを繰り広げている...

静岡弁の指揮官。故郷での新たな挑戦

先週に引き続き、今回も灼熱の群馬を舞台に行われた   日本クラブユース選手権大会、通称“クラ選”のお話を。       今大会で個人的にどうしても会っておきたい人が自分の中では2人いました。   1人は前回ご紹介したガイナーレ鳥取U-18の畑中槙人君。   もう1人が今シーズンからジュビロ磐田U-18の監督を務めている大木武さんです。       ヴァンフォーレ甲府をクラブ史上初のJ1昇格...