運命の分かれ道 gol.スタッフ 2012年12月15日 土屋雅史 日曜日に栃木市総合運動公園陸上競技場で行われる、 激戦必至の1試合の存在をご存知の方はいらっしゃるでしょうか? JFL入れ替え戦第2戦。 この1試合で来シーズンをJFLで戦うのか、 それとも地域リーグで戦うのかの最終審判が下されるわけです。 JFL17位で入れ替え戦に回ったのは 栃木市に本拠地を置く栃木ウーヴァFC。 “ウーヴァ”というのはポルトガル語でぶどうの意味。 ホームタウンである大平町の特産品を全面に押し出した、 下部組織も充実している地域密着型のクラブです。 地域決勝大会3位で入れ替え戦に進出したのは 北海道は江別市にホームグラウンドを持つ、 クラブフィールズ・ノルブリッツ北海道。 北海道電力サッカー部のクラブ化に伴って改称されたチーム名で、 北海道リーグ優勝16回を数える名門クラブです。 JFL入れ替え戦は2試合で争われますが、 その2試合共に栃木ウーヴァのホームスタジアムである 栃木市総合運動公園陸上競技場での開催。 そんな変則ルールの中で行われた 先週の第1戦では栃木ウーヴァが先制したものの、 山田庸介の2ゴールでノルブリッツ北海道が逆転。 そのまま逃げ切り、“アウェイ”チームが先勝する格好になりました。 2009年の地決で悲願の昇格を決めた 栃木ウーヴァにとっては、JFL在籍3シーズン目にして訪れた窮地。 一方、北海道王者として毎年のように臨んできた地決の壁は高く、 ノルブリッツ北海道にとってもようやく巡ってきた好機。 2試合合計の勝ち点、得失点差の順番で勝敗を決するため、 ノルブリッツ北海道は引き分け以上で昇格が決定。 対する栃木ウーヴァは勝つしか残留への道は残されていません。 試合は13時キックオフ。 下野の地で凱歌を上げるのは果たして… 写真は2年前の入れ替え戦が行われた高崎市浜川競技場です。 Tweet