この前の日曜日の午前3時すぎ、アルゼンチン北部の広範囲で巨大な火の玉が目撃された。
天空で2秒ほど激しく光り、まるで昼間のような明るさになった。
その瞬間が防犯カメラに捉えられた映像が無数にあり、ニュースでも大騒ぎになった。
もちろん、その正体は隕石だ。
しかし、この火の玉は何と9つの州で確認されており、ロシアに落下したものよりはるかに大きい可能性がある。
その10日ほど前には、深夜0時頃、ある地域で爆発音のようなものが聞こえ、
多くの建物の窓や扉が振動するという出来事があった。
これも隕石と見られている。
一昨年の9月には2軒の民家と数台の自動車が吹き飛び、1名が死亡、
8名が負傷する原因不明の爆発があり、これも隕石説が強い。
またUFOの目撃や映像も多く、何やらアルゼンチンは宇宙からの玄関になっているようだ。
元代表のオルテガを覚えているだろうか。
時には持ちすぎでゲームを壊すこともあったが、南米らしい自由奔放なテクニシャンで、ホルヘは好きだった。
酒呑みで仕舞にはアル中になったが、その点も共感できた。
イタリアから帰国後はリーベルの主軸だったが、酒のトラブルもあり、
晩年は2部リーグでプレーすることも強いられ、昨年38歳で引退した。
そのオルテガが、自動車強盗にあった。
友人を乗せて走っていると2台の車に道をふさがれ、完全武装した犯人に金から
貴重品、ケータイ、そして高級車すべてを奪われた。
彼が強盗に車を取られるのは2回目なので、本当についてない。
自動車はBMWのM1で、アルゼンチンには5台か6台しかないらしい。
したがって犯人も簡単に処分できないのではないか、つまり発見されるのではないかとの見方もある。
自動車泥棒は組織化されていて、解体して部品番号まで消して売りさばくことが多いが、希少な車だとパーツの需要もない。
今回の事件で面白いのは、現場がオルテガの家の近くだったので、犯人たちは彼の友人を人質にして、
「家からもっと金を持ってこい」とオルテガに命じて開放したこと。
しかしオルテガが戻って来なかったので、人質を降ろして逃げ去った。
友人にしてみれば、オルテガに見捨てられたも同然。
今後の友情はどうなるのだろう。