本物のディエギート ホルヘ三村 2013年5月24日 ホルヘ・ミム〜ラ スペイン語では、名詞や人の名前の語尾を変化させ、可愛らしく言うことがある。 日本語の「~ちゃん」と同じようなもの。 お菓子のアメはカラメロだが、これがカラメリートになる。 まさに関西人がいうところのアメチャンだ。 中には、バソ(コップ)をバシート、コパ(ワイングラス)をコピータ、 ボトル(ボテージャ)をボテジータなどとやたらに語尾を変化させる人がいる。 スペイン語を学びたての頃は、「コップはバソ」と覚えるので、 バシートと言われるとまったく違う言葉のように思ってしまう。 またこの語尾の変化は、可愛らしくさせるだけでなく、大きさが小さいことを示すこともある。 クチャーラ(スプーン)をクチャリータにするとティースプーンで、ロパ(服)をロピータにすると子供服となる。 人の名前もカルロスがカリート、フアンがフアニート、ルイスはルイシート、そしてホルヘはホルヒートだ。 人の場合でも、「カルロスちゃん」的な意味と小ささを示す両方がある。 息子に父親の名前を付けることが多いので、その場合はカルロスの息子がカリートとなるのだ。 さあそして、gol.の兄弟ブランド?の主であるディエギートへ話は進む。 ディエギートは言うに及ばず、ディエゴ・アルマンド・マラドーナのディエゴから来ている。 ようするに、ディエゴちゃんだ。しかしこのたび、本物のディエギートが現れた。 マラドーナはベロニカ・オヘダという女性と付き合い、やがて彼女は妊娠。 その後破局を迎えたものの、2月に男児を出産した。 そして付けた名前がディエゴ・フェルナンド。これぞ正真正銘のディエギート。 ベロニカと別れた後、マラドーナは22歳のロシオ・オリバと交際開始。 彼女はなんとリーベルの女子選手だった。マラドーナはガチガチのボケンセ(ボカファン)だが、 愛はボカとリーベルの垣根を越えた。 彼らはドバイに住んでおり、まだディエギートには会っていなかった。 しかし先日、ついに親子の対面を果たす。 彼女連れでの帰国だったが、飛行機の中で一騒動起こしたり、空港では報道陣に悪態をつくなどして健在ぶりを発揮。 今回の帰国の目的は、ディエギートに会うことと自宅の売却。 ビジャ・デボトにある豪邸はマラドーナのシンボルのようなものだが、現在住んでいるのは父親と妹一家。 高齢の父親は階段を登れないので、近くのもっとこじんまりした家に引っ越してもらうという。 さすがはマラドーナだけあり、家を買い替えるというテーマが一般のニュースでも連日報道されていいた。 Tweet