ありがたいことに10年以上サッカーの仕事をしていると、
色々な人の縁ができていきます。
10月は私が尊敬して止まない2人の“先輩”と
サッカー談義をする機会に恵まれました。
1人は柴田峡さん。もはやJ1昇格がカウントダウンに入った
松本山雅FCでコーチを務める熱血漢。
以前、試合中にスローインをなかなか始めようとしない
相手選手にボールを押し付け、退席になったこともあるツワモノです(笑)
ビッグスワンで日本代表戦を取材した翌日、
上越新幹線、長野新幹線、そしてワイドビューしなのを乗り継ぎ、
実に3時間半の時間を要して松本へ辿り着き、大分とのホームゲームを取材した後に
オシャベリする時間を設けてもらいました。
もちろん終わったばかりのゲームのことや、チームの現状も含め、松本山雅の話もしつつ、
FC東京U-18や東京ヴェルディユースの監督、
さらに流通経済大のコーチもされていた方なので、育成年代の話題にも触れつつ、
気付いたらジャスミンティーで2時間ぐらいサッカー談義しちゃってました(笑)
相当気さくで相当明るい柴田さんは、実は松本を率いる反町康治監督と
全日空時代のチームメイト。
少し気難しい指揮官の良き理解者としていよいよJ1の扉を開けるべく、
週末の福岡戦に挑みます。
もう1人は長澤徹さん。
J1昇格プレーオフ圏内を目指す
ファジアーノ岡山のコーチとして日々若い選手たちと向き合う熱血漢。
私が現在は日本サッカー協会の専務理事を務める
原博実さんと『Foot!』のロケでスペインへ行った際は、
「自分も勉強したいから」と自費で同行されたこともある言わばサッカークレイジーです(笑)
万博でデーゲームの中継が終わった後、東京へ帰られる出演者の皆さんをホームで見送り、
自分は1人だけ西方向へ。
翌日のカンスタで岡山と山形のゲームを取材した後に、
オシャベリする時間を設けてもらいました。
長澤さんは彼を良く知る関係者が「アイツは哲学者だからな」と評するくらい
サッカーに対しての含蓄やそれを伝える術を持っている方で、
いつもその発想や言葉は多くの示唆に富んでいます。
ここでもやはりアイスコーヒーだけで2時間ぐらいサッカー談義をさせてもらいました。
FC東京のコーチ時代は増嶋竜也や近藤祐介、
馬場憂太といった若手に付きっきりで指導に当たり、
プロとは何かというのを徹底的に叩き込んだ長澤さんは、
多くのJリーガーから「あの人がいたからまだ現役を続けている」と
感謝されているほどの人格者。
ここ最近はなかなか結果の出ない岡山にとっても、
彼がその暗闇の先を照らす得る重要な存在であることは間違いありません。
この2人との“4時間”を経験できただけでも、
今月は非常に有意義な1ヶ月でした!
写真は長澤さんと行ったセビージャの練習場です!
もう10年も前のことになります。