日曜日に栃木市総合運動公園陸上競技場で行われる、
激戦必至の1試合の存在をご存知の方はいらっしゃるでしょうか?
JFL入れ替え戦第2戦。
この1試合で来シーズンをJFLで戦うのか、
それとも地域リーグで戦うのかの最終審判が下されるわけです。
JFL17位で入れ替え戦に回ったのは
栃木市に本拠地を置く栃木ウーヴァFC。
“ウーヴァ”というのはポルトガル語でぶどうの意味。
ホームタウンである大平町の特産品を全面に押し出した、
下部組織も充実している地域密着型のクラブです。
地域決勝大会3位で入れ替え戦に進出したのは
北海道は江別市にホームグラウンドを持つ、
クラブフィールズ・ノルブリッツ北海道。
北海道電力サッカー部のクラブ化に伴って改称されたチーム名で、
北海道リーグ優勝16回を数える名門クラブです。
JFL入れ替え戦は2試合で争われますが、
その2試合共に栃木ウーヴァのホームスタジアムである
栃木市総合運動公園陸上競技場での開催。
そんな変則ルールの中で行われた
先週の第1戦では栃木ウーヴァが先制したものの、
山田庸介の2ゴールでノルブリッツ北海道が逆転。
そのまま逃げ切り、“アウェイ”チームが先勝する格好になりました。
2009年の地決で悲願の昇格を決めた
栃木ウーヴァにとっては、JFL在籍3シーズン目にして訪れた窮地。
一方、北海道王者として毎年のように臨んできた地決の壁は高く、
ノルブリッツ北海道にとってもようやく巡ってきた好機。
2試合合計の勝ち点、得失点差の順番で勝敗を決するため、
ノルブリッツ北海道は引き分け以上で昇格が決定。
対する栃木ウーヴァは勝つしか残留への道は残されていません。
試合は13時キックオフ。
下野の地で凱歌を上げるのは果たして…
写真は2年前の入れ替え戦が行われた高崎市浜川競技場です。