いよいよ今シーズンのJ2も次節が最終節。
 
3月から42試合を重ねてきた激闘にも一旦の終止符が打たれます。
 
 
 
既に湘南の昇格と優勝が決定し、Jリーグ参入3年目の松本も昇格。
 
一方で順位表の下へ目を移してみると、2009年から6シーズンを
 
J2で過ごしてきた富山が最下位でJ3へ降格。
 
今シーズンからJ2を戦う讃岐が
 
J3との入れ替え戦へと進出することも決まっています。
 
 
 
日曜日の最終節における最大の焦点はJ1昇格プレーオフ圏内争い。
 
3位から6位までに与えられるプレーオフ出場権を巡り、4チームが鎬を削っています。
 
3位は1年でのJ1復帰を狙う磐田。勝ち点は66。
 
4位は5年ぶりのJ1復帰を目論む千葉。勝ち点は65。
 
6位はここに来て一気に調子を上げてきた山形。勝ち点は64。
 
7位は昨年の悔しい経験を生かしている大分。勝ち点は63。
 
この4チームがまずは6位以内へ滑り込むべく、リーグ戦最後の1試合へ挑む訳です。
 
 
 
このプレーオフ圏内争いをある意味で最も面白く、
 
また最も複雑にしているのが北九州。
 
千葉と並ぶ勝ち点65を叩き出し、堂々の5位に付けている彼らは
 
残念ながらJ1ライセンスが交付されていないため、
 
プレーオフに進出することができません。
 
 
 
ただ、最終節の横浜FC戦に勝利すれば彼らの6位以上は自動的に確定し、
 
昇格プレーオフへの進出枠も1つ減ることになります。
 
上位の結果次第では賞金圏の3位も狙えますし、
 
何より反骨心を頼りに戦い抜いてきた自らの今シーズンを1つでも良い順位で終わるべく、
 
最高のモチベーションで日曜のゲームへ臨むことは言うまでもない所。
 
上記の4チームは3つのライバルチームに加え、北九州の試合経過も常に気にしながら、
 
90分間をデザインすることが求められます。
 
 
 
磐田はアウェイで札幌。千葉はアウェイで讃岐。
 
山形はホームで東京V。大分はホームで湘南。
 
それぞれその先に続くJ1という帰るべきステージを見据え、最後の90分間に挑む4チームと、
 
自らの未来を懸けて戦う北九州。
 
ヒリヒリするような最終節を潜り抜け、12月7日の味の素スタジアムで
 
J1昇格プレーオフ優勝のシャーレを掲げるチームは果たして。
 
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写真は12月7日の舞台、味の素スタジアムです。